蛸島屋鶴千代

蛸島屋鶴千代：知られざる芸人人生と引退後の今

蛸島屋鶴千代（たこしまや つるちよ、本名：新井正浩）は、1966年1月21日生まれ、京都府京都市出身の元お笑い芸人です。彼はかつて、清水共一（現・清水キョウイチ郎）とのお笑いコンビ「ぴのっきを」（後の「ぴのっきお」、「きょーちゃん蛸ちゃん」）で活動していました。京都府立乙訓高等学校を卒業後、お笑いの世界へ足を踏み入れました。

芸人「蛸島屋鶴千代」

芸人仲間やファンからは「タコ」または「タコ兄（にぃ）」の愛称で親しまれていました。しかし、芸名の表記については誤りが多く、所属事務所のビデオでさえ正しい芸名が記載されていないことがあったそうです。そのため、彼のフルネームを知らない人も少なくありません。芸名は「つるちよのすけ」と間違われることもありますが、正しくは「つるちよ」です。また、苗字も「たこじまや」ではなく、「たこしまや」が正しい表記です。

コンビ時代、細身で坊主頭の清水に対し、蛸島屋は金髪で丸顔という外見的な特徴を持っていました。途中からは髪を伸ばしていた時期もありました。

「ぴのっきを」としての活動

1988年、清水共一とお笑いコンビ「ぴのっきを」を結成し、主にツッコミを担当していました。コンビの師匠はチャンバラトリオでした。コンビ結成のきっかけは、清水が舞台に飛び出した姿を見た蛸島屋が、「この人は凄い芸人だ」と感じたことだと、メッセンジャー黒田とメッセンジャーあいはらによって清水の追悼番組で明かされました。

「ぴのっきを」は関西圏を中心に人気を博しましたが、全国区に進出することはできませんでした。また、清水の存在感が際立っていたため、蛸島屋は舞台や番組であまり目立つことが少なかったようです。

引退とその後

2000年、蛸島屋は実家の家業を継ぐため（実際には清水の度重なる失敗に愛想を尽かせたという説もあります）、きょーちゃん蛸ちゃんを解散し、芸能界を引退しました。引退後はホームヘルパーの資格を取得し、特別養護老人ホームで勤務しています。芸人仲間との交流については、現在のところ不明です。

解散後、清水から「師匠の山根とデキていた」という嘘を流されたこともあったそうです。

エピソード

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」に出演した際、宮川大助・花子の宮川花子と清水が交際しているという噂を流されたことがあり、その際に一度だけ激怒したそうです。しかし、引退後には清水によって「師匠とデキていた」という噂を流されています。

お笑い芸人としての活動期間は決して長くはありませんでしたが、そのユニークなキャラクターと愛されやすい人柄で、多くのファンに記憶されている存在です。引退後も、介護の仕事を通じて社会に貢献している彼の今後の活躍を願うばかりです。

もう一度検索