街ingメーカーシリーズ

街ingメーカーシリーズ：街づくりシミュレーションゲームの世界

『街ingメーカーシリーズ』は、インディソフトウェアが開発し、メディアファクトリーやディースリー・パブリッシャーから発売された街づくりシミュレーションゲームです。プレイヤーは街づくりのプロデューサーとなり、住民との交流を通して街を発展させていく、奥深いゲーム性を持っています。

各タイトルの特徴

シリーズを通して共通するのは、住民とのコミュニケーションが街の発展に不可欠である点です。住民と会話することで親密度を高め、新たな住民を紹介してもらったり、街の活性化に繋がる貴重な情報を手に入れることができます。

街ingメーカー (PS2): シリーズの第一作目。住宅、オフィス、商店、公共施設など、多様な施設を建設し、街を拡大していきます。特徴的なのは、実在する店舗が登場すること。街に現実味を与え、親しみやすさを演出しています。廉価版として『SIMPLE2000シリーズ Vol.39 THE ぼくの街づくり 〜街ingメーカー++〜』も発売されました。

街ingメーカー2 〜続・ぼくの街づくり〜 (PS2): 前作からイベントなどが簡素化されましたが、廉価版『SIMPLE2000シリーズ Vol.121 THE ぼくの街づくり2 〜街ingメーカー2.1〜』では、テナント数増加、歴史的建造物の追加、操作性の向上など、多くの改善が施されました。 一部テナントのデザイン変更や削除、イベントの変更・削除といった調整も行われています。

街ingメーカーDS (ニンテンドーDS): ニンテンドーDS向けに開発された作品。タッチパネル操作で直感的な街づくりを楽しめます。デフォルメされた可愛らしい建物やキャラクターが魅力です。ザ・パンチを起用したTVCMも話題になりました。BGMの一部は『街ingメーカー3×逃走中』に流用されています。

街ingメーカー3×逃走中 (PSP): フジテレビの人気番組『run for money 逃走中』とのコラボレーション作品。逃走中モードでは、最大4人でのアドホック通信プレイも可能です。街ingポイントシステムが導入され、タウンズページは廃止されました。一部機能とBGMは『街ingメーカーDS』から流用されています。

街ingメーカー4 (PS3、Xbox 360): PS3とXbox 360で発売されたシリーズ最新作。更なる進化を遂げた街づくりシミュレーションが楽しめます。（具体的な内容は不明です）

ゲームシステム

各マップには、ボスから提示される条件（例：「住民800人、娯楽施設20%」）があり、それを満たすことでクリアとなります。同時に満たす必要はなく、条件を順番に達成しても問題ありません。

建物の建設には「街ingポイント」が必要で、住民との交流や四半期決算で獲得できます。『逃走中』コラボレーションでは、逃走中モードで特定の条件をクリアすることで、獲得ポイントが増加します。

住民からの紹介によって新たな移住希望者が増えるため、住民との良好な関係構築が街の発展に重要です。住民の不満や要望に対応することで、街は更に発展していきます。

登場人物

個性豊かな住民キャラクターが登場し、それぞれに特徴的な性格や行動パターンを持っています。「天然おばさん」「公園ママ」「体育会系あんちゃん」など、覚えやすく親しみやすい名前が付けられています。シリーズを通してキャラクターデザインや設定に変化が見られます。

まとめ

『街ingメーカーシリーズ』は、住民との交流を重視した、独特な魅力を持つ街づくりシミュレーションゲームです。それぞれの作品で異なる要素や改良が加えられており、シリーズを通して長く楽しめる作品となっています。シンプルながらも奥深いゲームシステムと、個性豊かなキャラクターたちが、プレイヤーを街づくりへの世界へと誘います。 また、様々なプラットフォームへの展開も魅力の一つと言えるでしょう。 公式サイトや関連サイトの情報も参照することで、より深くシリーズの世界観を理解することができます。

もう一度検索