裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30

サンデーステーション 裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30

「サンデーステーション 裕司と雅子のガバッといただき!!」は、1992年4月12日から2002年3月31日まで、ニッポン放送で放送されていた音楽番組です。日曜日の午前9時から午後1時まで生放送されており、スポーツ中継がある場合には放送時間が短縮されることもありました。番組は、三宅裕司がメインパーソナリティを務め、アシスタントにはフリーアナウンサーの小俣雅子が参加していました。

番組の概略

この番組の特色は、最新のヒット曲をカウントダウン形式で紹介する「ガバッとランキング」です。視聴者は、30位から1位までの人気曲を楽しめるだけでなく、様々なコーナーを通じて笑いも提供されました。特に、10時、11時、12時のそれぞれの時間には、ハガキを利用した面白いコーナーが設けられ、「世界初の爆笑ランキング番組」として多くのリスナーに愛されました。

「ガバッとランキング」は、全国からのCD・レコード売り上げやレンタルデータ、有線、カラオケの各部門をもとに選出され、ニッポン放送のベスト30選定委員会によって決定されていました。そのため、リクエストなどは受け付けられませんでした。しかし、リスナーの反応を受けて「言っちゃう電話」のコーナーでは、参加者が電話で登場し、賞金や記念品を獲得できるチャンスがありました。

毎週日曜日の午前中には、劇団SETの劇団員である田上ひろしによる中継コーナーも設けられ、リスナーにインタラクティブな楽しみを提供していました。また、正午には「ガバッとクイズ」として、電話に出たリスナーが出題され、その正解者には豪華な賞品がプレゼントされました。

スペシャルウィーク・特別企画

特にスペシャルウィークには、アーティスト特集や電リク特集が組まれました。年末には「年間ベスト30」が発表され、特別な内容が楽しめました。毎年1月の初回放送では「声の年賀状」として、昨年のヒット曲を振り返ると共にアーティストからのメッセージが紹介されるなど、恒例の特別企画もありました。

「裕司と雅子のガバッといただき!!60分」

1993年から2002年まで放送された短縮版「裕司と雅子のガバッといただき!!60分」では、ランキングの7位から1位までが紹介されましたが、放送は録音形式であったため、ランキングは1週前の発表となっていました。この短縮版では、番組の雰囲気を保ちながらも、リスナーからの投稿やリクエストも受け入れていました。

ネット局・放送地域

番組は初めて放送された際はニッポン放送のみでしたが、1993年からの日本石油のスポンサー契約を経て、NRN全国36局ネットに拡大し、多くの地方局でも放送されるようになりました。リスナーからの支持を受け、特に関東地区では高い聴取率を記録していましたが、1998年に日本石油がスポンサーを降板した後、ネット局が減少しました。

終了とその後

2002年の放送終了後も、パーソナリティの三宅裕司はニッポン放送で新たな番組を立ち上げ、音楽界との関わりを持ち続けています。ニッポン放送ではその後も三宅裕司が出演する多くの番組が放送され、音楽ショーの流れを受け継いでいます。後に、日産自動車がスポンサーとなり、新たな番組がスタートしました。

「サンデーステーション 裕司と雅子のガバッといただき!!」は、ユニークな企画と三宅裕司と小俣雅子の軽快なトークが魅力の音楽番組でした。リスナーたちに楽しさを提供し続けたこの番組の存在は、現在も多くのファンの記憶に残っています。

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