製粉振興会

一般財団法人製粉振興会

一般財団法人製粉振興会は、日本の製粉業界の発展を支えるために活動している団体です。1966年に財団法人として設立され、2013年の公益法人改革に伴い、一般財団法人へと移行しました。

沿革

1966年9月16日：財団法人として設立
2013年7月1日：一般財団法人へ移行

目的

製粉振興会の主な目的は、製粉工業の近代化と合理化を促進し、製粉企業の振興と発展、さらには粉食の普及を通じて国民生活の向上に貢献することです。

事業内容

製粉振興会は、その目的を達成するために、以下のような多岐にわたる事業を展開しています。

製粉工業の近代化促進: 最新技術の導入や設備の改善を支援し、業界全体の生産性向上を目指します。
製粉工業の構造改善: 業界の再編や効率化を促進し、競争力強化を図ります。
粉食普及のための教育・広報: 小麦粉を使った食品の魅力を広く伝え、消費拡大を目指します。料理教室の開催やレシピの開発、栄養に関する情報提供など、様々な活動を通じて粉食の普及に努めています。
製粉技術と企業経営の改善向上: 製粉技術に関する研究開発や、企業経営に関するセミナー・研修会などを開催し、業界全体のレベルアップを図ります。
小麦粉の生産・流通・消費の調査研究: 小麦粉の需給動向や消費者のニーズを把握するための調査研究を行い、業界の発展に役立てます。
その他目的に必要な事業: 上記以外にも、製粉業界の発展に資する様々な事業を展開しています。

契約生産奨励金について

過去には、「契約生産奨励金」と呼ばれる制度が存在しました。これは、製粉会社が小麦を生産農家や輸入業者から買い取る際に、農林水産省が徴収する「マークアップ」とは別に、上乗せされる拠出金でした。法的根拠はないものの、製粉会社はこの奨励金を支払っていました。

この仕組みは2009年3月31日をもって廃止されましたが、2008年当時、1トンあたり1530円が上乗せされ、年間総額約85億円が製粉振興会に支払われていました。さらに、そのうち61億円が社団法人全国米麦改良協会に交付されていました。この制度は、小麦の安定供給を目的としていたと考えられますが、その透明性や必要性については議論がありました。

関連団体

製粉協会
日本プレミックス協会

外部リンク

ウェブサイトのURL'>一般財団法人製粉振興会
ウェブサイトのURL'>輸入麦売渡価格（平成30年9月11日、農林水産省） - ウェイバックマシン（2019年3月20日アーカイブ分）

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