西安路

西安路（せいあんろ）概要

西安路（シーアンルー）は、中華人民共和国遼寧省大連市沙河口区に位置する道路です。この道は、大連市の西端に新しくできたショッピングエリアとして、青泥窪橋とともに多くの人々で賑わっています。西安路は、華北路の終点である沙河口駅から始まり、興工街交差点、黄河路交差点、解放広場交差点を超えて馬欄河まで続いています。全体の長さは約2.1kmです。

将来的には、馬欄河を越えて大連の中心的な通りである中山路に近づく和平広場エリアまで延伸される計画があり、これにより星海広場へのアクセスも便利になる予定です。現在、西安路から星海広場へのアクセスには解放広場交差点から太原街を経由し、中山路の和平広場を通過する方法を取る必要があるため、やや回り道になります。

歴史

西安路の起源は1899年に遡ります。大連市の中でも、天津街や青泥窪橋と並ぶ繁華街として、約100年の歴史を有しています。20世紀初頭には「大正通り」と呼ばれ、現在の2路線の路面電車が走っていました。このエリアは中山路から五一路を経て西安路で終点となる路線があり、北側は金州までアクセス可能でした。

20世紀の終わり頃からこのエリアは急速に変貌を遂げました。1997年にはマレーシア資本のデパート、パークソン（百盛）がオープンしたことが発端となり、続けて2000年にはフランス資本のスーパーマーケット、カルフールが登場しました。2001年にはカルフールが入居する大型ショッピングセンターの錦輝商城（現在の錦輝購物広場）が開業し、2002年には西部で最大の水産品市場である長興市場が設立されました。2003年には長興市場内に大連電子城がオープンし、次々と発展を遂げました。

特に、2005年にはアメリカ資本のウォルマートと高級百貨店の友誼商城が入居する福佳新天地広場が完成し、その直後には旧日本資本のスーパーマーケット、マイカルが入る天興羅斯福広場が開業しました。これら二つの大規模ショッピングスポットの誕生が、現在の大連市西部エリア最大の繁華街を形作る礎となったのです。

現在の状況

福佳新天地広場と天興羅斯福広場は、大連市の代表的なショッピングモールとして多彩な店舗を展開しています。食料品からファッション、電器製品まで多岐にわたる商品が並び、訪れる人々を楽しませています。

また、このエリアには高級なマンションが立ち並び、日本人を含む多くの外国人が居住する地域としても知られています。特に、ワンルームマンションなどの新しい居住スタイルが多く見られます。

主なショッピングスポット

• - 錦輝購物広場（カルフール、24時間営業のマクドナルドなど）
• - 福佳新天地広場（ウォルマート、友誼商城、蘇寧電器など）
• - 天興羅斯福広場（マイカル、ユニクロ、ZARAなど）
• - 長興市場（長興電子城）

主な高級マンション

• - 天興羅斯福マンション（A～C棟）
• - 福佳新天地マンション（A～G棟）

西安路は、現在も新たな発展を続けており、地域住民や観光客にとって重要な商業の中心地となっています。同時に、歴史的な老舗と新しい文化が融合したエリアでもあり、魅力ある街並みが広がっています。

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