西山昭

西山昭について

西山昭（にしやま あきら）は、1913年（大正2年）11月1日に福岡県で生まれた日本の外交官です。1988年（昭和63年）1月23日に74歳で亡くなりました。

生い立ちと学歴

西山は、福岡県で生まれ育ちました。1933年（昭和8年）に福岡高等学校文科甲類を卒業後、1936年（昭和11年）に東京帝国大学法学部政治学科を卒業しました。同年10月には、高等試験外交科試験に合格し、外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、西山は様々な役職を歴任しました。1949年（昭和24年）には外務省連絡局地方課長に就任し、1950年（昭和25年）には在カルカッタ日本政府在外事務所所長を務めました。その後、1953年（昭和28年）には外務省経済局第三課長、1955年（昭和30年）には外務省経済局次長、1956年（昭和31年）には外務省経済局外務参事官を歴任しました。

1956年（昭和31年）には在サンフランシスコ日本国総領事館総領事に任命され、1959年（昭和34年）には在アメリカ合衆国日本国大使館参事官として渡米しました。1963年（昭和38年）には外務省経済協力局長に就任し、1966年（昭和41年）には外務省大臣官房審議官を務めました。

大使としての活躍

1967年（昭和42年）には、特命全権大使としてインドネシアに駐箚し、その後も、1969年（昭和44年）には特命全権大使としてスイスに、1972年（昭和47年）には特命全権大使としてカナダに、1975年（昭和50年）には特命全権大使として大韓民国に駐箚しました。

退官後の活動

1977年（昭和52年）に外務省を退官した後、西山は交流協会台北事務所代表に就任し、1978年（昭和53年）には交流協会理事長を務めました。外交官としての長年の功績が認められ、1985年（昭和60年）には勲一等瑞宝章を受章しました。

まとめ

西山昭は、その生涯を通じて日本の外交に大きく貢献した人物です。外務省での数々の要職、そして各国大使としての活躍は、日本の国際社会における地位向上に大きく寄与しました。退官後も交流協会で活躍し、日々の友好関係の構築に尽力しました。

参考文献

* 外務省外交史料館日本外交史辞典編纂委員会『新版 日本外交史辞典』山川出版社、1992年。

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