西川吉野

西川 吉野（にしかわ よしの）

概要

西川吉野（2002年9月10日生まれ）は、元女子バレーボール選手で、日本の若手選手として国際舞台でも目立つ存在でした。徳島県徳島市出身で、3人姉妹の次女として生まれ、名は地元の吉野川に由来しています。

来歴

バレーボールとの出会いは彼女が小学1年生の時に始まったもので、当時の姉がバレーボールをしていた影響を受けてのことでした。彼女は小学2年生で地元チームの昭和ブライターズに加入。中学校に進むと、キャプテンとしてチームを牽引し、夏の徳島県中学校総合体育大会での優勝、さらにはJOCジュニアオリンピックカップでも活躍しました。

金蘭会高校では、姉と再びチームメイトとなり、2019年の春高バレーでは連覇を果たしました。特に2021年の春高バレーでは、彼女はキャプテンとして準々決勝に挑みましたが、就実高校に敗れたものの、チームをベスト8に導く活躍を見せました。日本代表ユースチームでも活躍し、2018年のアジアユース選手権ではキャプテンとして7連覇に貢献し、自身もMVPとベストアウトサイドスパイカーの栄誉を受けました。

2021年には東レアローズに入団し、早速Vリーグデビューを果たします。彼女はその後もファイナル3などでスタメンとして活躍し、チームに重要な貢献をしました。しかし、2023年シーズンを最後に東レアローズを退団し、同年6月には引退が公表されました。

選手としての特徴

西川選手は高身長を活かした力強いアタックと高いレシーブ力を兼ね備えたオールラウンダーです。監督からは「シャープな打ち方で良いアタックをする」と評価される一方で、「身長に対してレシーブ力が高く、どのポジションに入れてもすぐに対応できる」といったコメントも残されています。ブロックやサーブレシーブの能力も高く、確かな実力を持つ選手として知られています。

人物・エピソード

西川選手には姉がいて、同じくバレーボール選手である西川有喜です。小学校から高等学校まで同じ軌跡を辿り、2019年に姉との対戦も実現しました。興味深いことに、彼女は本来左利きでありながら、バレーボールでは右手を用いることを選んでいます。

所属チーム

• - 徳島市昭和小学校（昭和ブライターズ）
• - 徳島市富田中学校
• - 金蘭会高等学校
• - 東レアローズ（2021-2024年）

ボール歴

• - ユース日本代表（2018年〜）

主な成績

• - 2018年 アジアユース選手権大会：優勝
• - 2019年 コルナッキアワールドカップ2019：優勝
• - 2019年 第16回女子U18（ユース）世界選手権大会：5位

受賞歴

• - 2018年 アジアユース選手権大会：MVP、ベストアウトサイドスパイカー

最後に

西川吉野選手は、豊かな経験と才能を元に日本の若手女子バレーボール界に多大な影響を与えた選手です。彼女のプレースタイルと実績は、その存在感で今後も多くの人々に記憶され続けることでしょう。

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