西村大輝

西村大輝：元プロロードレース選手、ヴィクトワール広島監督

西村大輝（にしむら ひろき、1994年10月20日生まれ）は、兵庫県出身の元プロロードレース選手。2025年よりヴィクトワール広島の監督に就任し、新たな挑戦を始めている。

現役引退と監督就任の経緯

西村は、長年患っていた医原性萎縮性鼻炎の治療のため、国内外で6回もの手術を受けたが、症状は改善しなかった。選手として復帰することが困難な状況の中、2022年6月に所属チームのフロント陣から監督就任の打診を受けた。

チーム内の雰囲気や、年上の選手が年下の選手を気遣う様子などに魅力を感じ、その場で監督就任を承諾。「ぜひ、お願いします」と答えたという。これまでにも後輩の指導経験はあったものの、役職としての正式な指導は今回が初めてとなる。

最大の目標は、チームの地元開催であるジャパンカップサイクルロードレースでの勝利。「西村が監督になってから、チームがより強く、魅力的になった」と評価されることを目指し、チームの強化に尽力している。

プロロードレース選手としての来歴

2010年：昭和第一学園高等学校に入学。
2012年：第19回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会 個人ロードレース男子ジュニアで優勝。第47回都道府県対抗ロードレースでも優勝を飾る。
2013年：シマノレーシングに加入。国体成年男子ロードレースで2位入賞。

ジャパンカップサイクルロードレースを前に腰を痛め、腰椎ヘルニアと診断され、長期療養に入る。
2016年：2年半の療養期間を経てレースに復帰。2度の手術を経験。
2017年：全日本選手権ロードレースで5位入賞。

8月1日より、NIPPO・ヴィーニファンティーニのトレーニーとしてチームに合流。

ツアー・オブ・チャイナ2に出走し、総合20位で完走、UCIポイントを獲得。

10月13日、2018年よりNIPPO・ヴィーニファンティーニと2年契約を締結することが発表された。
2018年：NIPPO・ヴィーニファンティーニに所属し、アジアツアーを中心に参戦。
2019年：ツアー・オブ・タイランド(2.1)で総合9位。

ジロ・デ・イタリア第1ステージ（個人タイムトライアル）に出走するも、体調不良によりタイムアウト、失格となる。
2020年：宇都宮ブリッツェンへ移籍。
2022年：10月15日、2022年シーズン末をもって現役引退し、2023年よりブリッツェンの監督に就任することを発表。
2023年：宇都宮ブリッツェンの監督に就任。
* 2025年：ヴィクトワール広島の監督に就任。

今後の活躍

選手時代に培った経験と知識を活かし、ヴィクトワール広島を勝利に導くことができるか。西村大輝監督の今後の活躍に期待が高まる。

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