西村天裕

西村天裕: プロ野球選手

西村天裕（にしむら たかひろ）は1993年5月6日生まれ、和歌山県和歌山市出身のプロ野球選手で、現在は千葉ロッテマリーンズに所属しています。彼のプレースタイルは右投右打のパワーピッチャーで、最速155km/hのストレートと多彩な変化球を駆使しており、高い奪三振率を誇ります。

経歴

プロ入り前

西村は岡崎小学校2年生の時に岡崎スマイルズで野球を始めます。5年生の時には県選手権で優勝し、その後、東中学校に進学すると、投手としての道を選びます。高校は和歌山商業に進学し、エースピッチャーとして活躍。帝京大学ではエースとしてチームを引っ張り、「最優秀投手」や「ベストナイン」に選ばれるなど、名を馳せました。

大学卒業後、プロ志望届を出しましたが、試合中の怪我でドラフト指名は逃すことに。その後、NTT東日本に入団し、術後のリハビリを経て実戦復帰を果たします。2年目には都市対抗野球で優勝に貢献し、その年のドラフトで北海道日本ハムファイターズから2巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。

日本ハム時代

2018年にはついにプロ初登板を果たし、初勝利や初ホールドを記録。その後も順調に成績を重ねましたが、2020年は故障の影響で苦しいシーズンを過ごします。それでも、彼は自己成長と技術向上を目指し、努力を続けました。

ロッテ時代

2023年3月、福田光輝とのトレードで千葉ロッテマリーンズに移籍。その後も安定したパフォーマンスを見せ、移籍初年には44試合に登板、4勝0敗、14ホールドという好成績を収めることに成功しました。

2024年には主に7回のセットアッパーとして活躍し、更なる成長が期待されています。

特徴と取り組み

西村選手は、脳科学に基づいたトレーニングも行っており、特に呼吸に注目しています。これによりマウンド上での緊張を緩和し、冷静な判断力を保っています。彼は「過去には肩で息しながらどうしようかとあたふたしていたが、今は落ち着いて自分の考えを進められるようになった」と話し、その重要性を実感しています。

プライベート

主な愛称には「西くん」や「天さん」があります。大学時代には日本代表候補にも選出されましたが、残念ながら全て落選。社会人時代には後輩から「候補村（こほむら）さん」と親しまれました。また、プロ入り前からの友人である上原健太、吉田侑樹との交流も大切にしています。

まとめ

西村天裕選手は自分の成長を常に追求する姿勢と、高い実力をもったピッチャーとして、今後の活躍が非常に楽しみな選手です。彼のパフォーマンスをこれからも注目していきましょう。

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