西都市立銀上小・銀鏡中学校

西都市立銀上小・銀鏡中学校

西都市立銀上小・銀鏡中学校は、宮崎県西都市大字銀鏡に位置する公立の小中一貫校です。この学校は、2012年に西都市立銀上小学校と西都市立銀鏡中学校が統合され、施設一体型の教育をスタートさせました。この教育課程は、愛称「西都銀上学園」として知られています。

沿革と学校の歴史

西都市立銀上小・銀鏡中学校の起源は2012年に遡ります。この年に両校が統合され、小中一貫教育が正式に始まりました。この取り組みは、特に地域密着型の教育を重視し、2022年には10周年を迎え、関係者にとって節目の年となりました。

校章は、銀上小学校では「銀上」という文字が中央に配置される形でデザインされており、中学校の校章は「鏡」に由来して八稜鏡の背景に「中」という文字が書かれています。また、小学校の校歌は1956年に制定されており、作詞は松山文二、作曲は安藤郁夫によるもので、歌詞は4番まで作られています。中学校の校歌も1961年に制定されており、同じく松山文二が作詞、安藤郁夫が作曲を担当しています。

特色と教育の取り組み

この学校は、特筆すべき点として宮崎県内の中学校で唯一「山村留学制度」を導入しています。この制度は、子どもたちが豊かな自然環境の中で学び、様々な体験を通じて成長できる機会を提供することを目的としています。

通学区域は、西都市の以下の地区に指定されています。

• - 河之口
• - 横平
• - 尾吐
• - 古穴手
• - 茗ケ原
• - 登内
• - 源
• - 征矢抜
• - 上囲
• - 下囲
• - 栗畑
• - 中島
• - 元村
• - 柳
• - 上鶴

これらの地域からの生徒が日々、この学校で学んでいます。

交通アクセスと周辺施設

最寄りの公共交通機関としては、西都市コミュニティ・バスの「銀鏡診療所」停留所があります。また、主要な幹線道路は宮崎県道39号西都南郷線で、通学や通勤に便利な立地です。

周辺にはいくつかの施設があり、地域密着型の生活環境が整備されています。具体的には、集会所や郵便局、地域の警察署、JAみやざきなどが近隣に位置しており、地域住民の生活を支えています。さらに、銀鏡城跡や銀鏡神社、銀鏡川、登内川などの名所も周囲に点在しており、学生たちは自然と歴史に触れる機会も豊富です。

このように、西都市立銀上小・銀鏡中学校は、地域社会とのつながりを大切にしながら、子どもたちの教育に注力しています。教育の質の向上と地域との連携を図り、未来を担う子どもたちの成長を支えています。

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