西都市立銀鏡中学校

西都市立銀鏡中学校の歴史と特色

西都市立銀鏡中学校は、宮崎県西都市大字銀鏡に位置する公立の中学校でした。1947年に学制改革によって新たに設立され、長い間地域の教育を支えてきましたが、2012年に西都市立銀上小学校との統合に伴い、「西都市立銀上小・銀鏡中学校」となり、正式名称は愛称の「西都銀上学園」です。

沿革の詳細

学校の歴史は、1947年4月30日の新制中学校設置の認可から始まります。このとき、初代校長に濵砂勝清が就任し、5月には「東米良村立銀鏡中学校」として開校しました。開校式の翌月には中尾分校が設けられ、その後、それを支えるために新校舎も完成しました。

1962年に西都市と合併した際に校名も「西都市立銀鏡中学校」に変更され、1969年には新校舎へ移転が完了しました。1970年代には体育館や格技場が完成し、教育環境が整備されていきます。

1995年には、県内の中学校では初めてとなる山村留学制度を導入し、特有の教育方針を持つ学校として知られました。生徒数は、2012年度にはわずか16名と少なかったものの、個々のニーズに応じた教育が行われていました。

学校のシンボルと文化

校章は八稜鏡を背景にし、その中央に「中」という文字がデザインされています。校歌は1961年に制定され、松山文二が歌詞を作成し、安藤郁夫が作曲を担当しました。この校歌には歌詞内に校名が登場しないユニークな特徴があります。

また、学校生活の一環として、バドミントン部をはじめとした多様な部活動も盛んでした。これにより、生徒は学業だけでなく、スポーツにも力を入れ、仲間との交流を深めていました。

学校の統合とその後

2012年の統合により、銀鏡中学校は新たに「西都市立銀上小・銀鏡中学校」としてスタートし、教育の一貫性を高めることを目指しました。学校が一体化されたことで、より広範な教育の機会が生徒に提供されるようになりました。

統合後も、地域とのつながりを大切にしながら育成に励む姿勢が示されています。そして、新しい校舎での教育が展開されています。

交通アクセスと周辺情報

最寄りの交通手段としては、西都市コミュニティ・バスの「銀鏡診療所」停留所が挙げられ、宮崎県道39号西都南郷線が近隣を通っています。周辺には銀鏡地区集会所や郵便局、西都警察署といった地域の基盤があり、地域との関係性も密接です。

このように、西都市立銀鏡中学校はその歴史と特色を誇りにしながら、多様な教育システムを魅力的に提供してきました。生徒たちにとって、学びの場として特別な役割を果たし続けることが期待されています。

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