角晃多

角 晃多（すみ こうた）について

角晃多は1991年1月13日生まれで、神奈川県横浜市出身の元プロ野球選手であり、現在は野球指導者および実業家として活動しています。彼は内野手として右投左打でプレーしていました。2021年12月からは、ベースボール・チャレンジ・リーグに所属する埼玉武蔵ヒートベアーズの球団社長を務めています。彼の実父は元プロ野球選手の角盈男であり、兄も元プロ野球選手の角一晃という家族背景を持っています。

経歴

プロ入り前

角は高校時代、東海大相模高校で4番打者としての鮮烈な活躍を見せ、通算で36本の本塁打を記録しました。しかし、2007年と2008年の神奈川大会決勝で立ちはだかった壁を越えられず、甲子園への出場は叶いませんでした。特に2008年の決勝では、打順が回ってきたチャンスを生かせず苦い思いを味わった経験があります。

2008年に千葉ロッテマリーンズの入団テストを受け、2次テストまで進出。10月30日のドラフト会議では、ロッテから育成選手3位で指名を受けプロの世界へ進むことになりました。

ロッテ時代

ロッテでのキャリアは、2011年5月にイースタン・リーグ3・4月度の月間MVPを受賞することでスタートしました。彼は2番打者として活躍し、打率と安打数が共にリーグ2位という評価を得ました。特筆すべきは、支配下登録前の育成選手としてこの栄誉を勝ち取った点です。

2012年7月30日に支配下選手として登録され、背番号も69に変更されました。しかし、残念ながら一軍昇格は実現せず、2014年10月に戦力外通知を受け、12月には自由契約となります。

独立リーグ・武蔵（埼玉）時代

2015年にはBCリーグの武蔵ヒートベアーズに入団し、主に二塁手として73試合に出場。シーズン途中からキャプテンに就任し、同年のベストナインにも選ばれました。2016年からは野手コーチ補佐に任命され、経験を積みました。

2017年には現役を引退し、2018年シーズンから監督に就任します。彼はリーグ初の20代の監督として、チームの再建に挑むことになります。2021年、監督としてチーム史上初の地区優勝を果たしました。

人物・特徴

選手としてのプレースタイルは、走攻守に定評があり、特に守備力とバッティングに優れています。プロ入りの際には、父・盈男から「若松さんのような打者になって欲しい」との期待を寄せられました。現役を退いた後もその知識と経験を生かし、指導者としての道を歩んでいます。

彼の成長と成功は、プロ野球選手としての経験だけでなく、自らの指導者としての知識をも活用し、多くの選手たちに影響を与えることで証明されています。現在は、埼玉武蔵ヒートベアーズの社長としてチームを支える重要な役割を担っています。

もう一度検索