角野友基

角野友基：スノーボード界の革命児

角野友基（かどの ゆうき、1996年5月18日生まれ）は、日本を代表するプロスノーボーダーです。兵庫県川西市で生まれ、幼少期からスノーボードに親しみ、数々の輝かしい実績を残してきました。現在はSTANCERに所属し、岡本圭司が率いるプロスノーボード集団「HYWOD」のメンバーとしても活動しています。

プロへの道

8歳の時、父親の影響で六甲山人工スキー場でスノーボードを始めた角野は、その才能を急速に開花させました。小学校時代から週末はスキー場で練習に明け暮れ、平日は地元のインドア施設やジャンプ練習場で技術を磨きました。11歳という若さでプロに認定され、その才能は早くから注目を集めました。

三木市立三木中学校を卒業後、日出高等学校通信制課程に進学。学生時代もスノーボードの練習に励み、2014年に同高校を卒業しました。

国際舞台での活躍

2012年12月、角野はAir & Style北京大会でアジア人初の優勝を達成し、その名を世界に知らしめました。2013年には、スノーボード・ワールドカップスロープスタイルで初優勝。同シーズンの種目別総合優勝も果たしました。2014年にはソチオリンピックにスロープスタイル日本代表として出場し、8位入賞を果たしました。

X Gamesでも目覚ましい活躍を見せています。2014年にはビッグエアで2位、2015年には同種目で3位に入賞。2016年にはX Gamesオスロ大会ビッグエアで優勝するなど、世界のトップライダーとして確固たる地位を築いています。

苦難を乗り越えて

2015年2月、Air ＋ Styleロサンゼルス大会に出場した角野は、直前に事故で重傷を負った岡本圭司へのメッセージを込めて、ボードに「Ride for Keiji 圭司」と書き込みました。その想いが力となり、見事優勝を果たしました。

全米オープンでは、バックサイドトリプルコーク1620からスイッチバックサイドトリプルコーク1620という大技を成功させ、逆転優勝。日本人として2人目の快挙を達成しました。

さらなる高みへ

2016年には、アメリカのスノーボード専門メディア・SNOWBOARDERが選ぶ「メンズ・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」（最優秀新人賞）を受賞。名実ともにトップライダーとしての地位を確立しました。

数々の大会で輝かしい成績を残してきた角野友基。彼の挑戦は、スノーボード界に新たな風を吹き込んでいます。これからも、彼の活躍から目が離せません。

人柄

中学校時代はプロ活動に専念するために帰宅部を選択。平日の活動に集中するために学校を休むこともあり、いじめに遭っていた過去も明かしています。得意科目は社会科と国語で、好きな科目は体育という一面も持ち合わせています。また、ゴールデンボンバーとももいろクローバーZのファンであることも公言しており、ソチオリンピックでは「金爆」と刺繍されたネックウォーマーを着用していました。

主な競技結果

2012-2013シーズン FISスノーボード・ワールドカップ SS種目別総合優勝
2014-2015シーズン Air + Styleツアー BA総合2位
2015年 Burton US Open SS 1位
2016年 X Games OSLO BA 1位

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