設楽町立設楽中学校

設楽町立設楽中学校について

設楽町立設楽中学校（し たらちょうりつ したらちゅうがっこう）は、愛知県北設楽郡設楽町田口に位置する公立の中学校です。この学校は2001年に設立され、設楽町唯一の中学校として地域に根ざした教育を行っています。

歴史と背景

設楽町の中心地区には、戦後間もない1947年に設立された設楽町立田口中学校が存在しました。この中学校は1960年には八橋分校と設楽町立神田中学校を統合し、長い歴史を持っています。しかし、地域の中学生徒数の減少に伴い、複数の中学校を統合する必要が生じました。これにより、設楽町立設楽中学校が2001年4月1日に設立されました。

設立当初は設楽町内唯一の中学校であり、新しい校舎は独特なログハウスのデザインが施され、設楽町産の木材を多く使用した鉄筋コンクリートと木造の2階建て構造になっています。この校舎は2003年に中部建築賞を受賞し、その後も様々な建築関連の賞に選ばれています。

2004年4月からは愛知県立田口高等学校との中高一貫教育の連携を始め、地域の教育環境をさらに充実させています。設楽町で中高一貫教育を取り入れているのは設楽町立設楽中学校が初めての試みです。最新の情報によると、2017年度には生徒数が65人という状況にあります。

通学区域と生徒

設楽中学校は、以下の4つの小学校の学区を受け持っています。

• - 設楽町立田口小学校
• - 設楽町立清嶺小学校
• - 設楽町立名倉小学校
• - 設楽町立津具小学校（2024年4月1日から）

このように、地域に根ざした様々な小学校からの生徒が通っています。これにより、学校は地域社会との繋がりを強め、生徒たちには多様な背景を持つ友人ができる環境が整っています。

部活動と運動会

設楽町立設楽中学校では、運動部には男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部、軟式野球部、卓球部の4つがあります。残念ながら文化系の部活動は存在しませんが、全生徒が運動部に所属し、毎年秋には全校で駅伝競走に参加しています。この際、全校生徒が駅伝部に属し、通常の活動を停止して駅伝に集中することになります。また、津具中学校との統合後には、新たに部活動の見直しが行われる予定です。

アクセス

設楽中学校へのアクセスは、豊鉄バスの田口新城線で田口バス停から約15分の距離、もしくはおでかけ北設の大田口バス停から徒歩5分、さらに設楽中学校バス停下車すぐの位置にあります。

このように設楽町立設楽中学校は、歴史ある教育機関として地域に貢献しながら、特色あるプログラムや施設を通じて生徒たちの成長をサポートしています。

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