許皓鋐

許皓鋐（きょ こうこう）

許皓鋐（きょ こうこう、Hsu Hao-hung、2001年4月30日 - ）は、台湾出身の囲碁棋士。新竹市出身で、台湾棋院に所属し、九段の段位を持つ。

棋士としての歩み

4歳で囲碁を始めた許皓鋐は、幼少期からその才能を発揮し、数々の大会で優勝を飾る。2013年に初段となりプロ棋士としてのキャリアをスタートさせると、瞬く間に頭角を現し、台湾国内の主要タイトルを次々と獲得。2022年には、台湾囲碁史上初となる八冠を達成し、その名を不動のものとした。

国際戦においても、その実力は遺憾なく発揮されている。2023年のアジア大会では、囲碁男子個人戦で金メダルを獲得。韓国、中国のトップ棋士を破っての優勝は、台湾のみならず、世界の囲碁ファンに衝撃を与えた。

中国囲棋リーグ、韓国囲碁リーグにも参戦し、国際的な舞台で活躍。

タイトル歴

アジア競技大会 囲碁男子個人戦 (2023年)
中環碁聖戦 (2017年、2019-20年、2023-24年)
新人王戦 (2017年)
台北市中正杯囲棋オープン戦 (2017年)
大成杯全国囲棋棋戦戦 (2017年)
海峰杯プロ囲棋戦 (2018年、19年、21-22年)
友士杯十段戦 (2018-24年、7連覇)
国手戦 (2019-23年、5連覇)
棋王戦 (2020年、2022-23年)
名人冠軍戦 (2021-22年、2024年)
UMC聯電杯快棋争覇戦 (2021-22年、2024年)
天元戦 (2022-24年)
聯電杯プロ囲棋戦 (2022-23年)

その他の棋歴

応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦 ベスト4 (2024年)、ベスト8 (2020年)
春蘭杯世界囲碁選手権戦 ベスト8 (2020年)
国手山脈杯国際囲棋戦個人戦 ベスト8 (2021年)
ワールドマインドスポーツゲームズ ユース個人戦3位、団体戦準優勝 (2012年)

プレースタイルと人物像

許皓鋐は、序盤から積極的に仕掛け、相手を圧倒する攻撃的な棋風を持つことで知られる。その一方で、冷静な判断力と緻密な読みも兼ね備えており、終盤の粘り強さも彼の大きな武器である。

今後の展望

台湾囲碁界を牽引する存在として、今後の活躍が期待される。

外部リンク

台湾棋院「許皓鋐」
* 海峰棋院「許皓鋐」

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