調布市立図書館

調布市立図書館について

調布市立図書館は、東京都調布市が運営する公立図書館です。中央図書館と10の分館から構成されており、市民の知的好奇心と学習活動を支援する重要な役割を担っています。1966年の開館以来、地域に根ざした図書館として、調布市民に親しまれています。

歴史

調布市立図書館の設立は、市制10周年記念事業の一環として計画されました。1965年3月に市議会で建設が可決され、同年10月に中央図書館の建設工事が開始、1966年6月10日に開館に至りました。開館当初は、公民館図書館から移管された3,000冊の図書資料と、調布ライオンズクラブなどからの寄贈図書によって運営がスタートしました。

その後、市内各地への分館整備が進められました。1970年には「調布市公共設備等整備五ヵ年計画」で図書館の新設が計画され、1975年までに9つの分館が開館しました。これにより、市内全域を半径1キロメートル圏内で図書館サービスが受けられるようになり、市民の利便性が大きく向上しました。

1995年には調布市文化会館たづくりが開館し、中央図書館は同会館の4階から6階に移転しました。文化会館たづくりは指定管理者制度により調布市文化コミュニティ振興財団が運営していますが、中央図書館の管理運営は調布市が直接行っています。

各館の紹介

調布市立図書館は、中央図書館を中心に、地域に密着した分館が市内各地に配置されています。

中央図書館：文化会館たづくり内にあり、図書館の中核施設として機能しています。
国領分館：第五保育園の2階に併設されています。
調和分館: 市立調和小学校に併設されています。
深大寺分館：深大寺北町に位置しています。
神代分館：神代保育園の2階に併設されています。
宮の下分館：宮の下保育園の2階に併設されています。
緑ケ丘分館：緑ケ丘に位置しています。
富士見分館：富士見保育園の2階に併設されています。
若葉分館：若葉町に位置しています。
染地分館：都営住宅の1階にあります。
佐須分館：佐須児童館の2階に併設されています。

その他の情報

2002年7月にはつつじケ丘分館が閉館し、同年9月には調和分館が開館しました。2011年5月には深大寺分館が現所在地に移転し、2016年6月には開館50周年を迎えました。

調布市立図書館は、地域住民の学習活動や文化活動を支えるために、様々な資料の提供やイベントを実施しています。市民にとって身近な図書館として、今後もその役割を果たしていくことが期待されます。

参考資料

『調布市立図書館50周年記念写真集』　調布市立図書館　2016年
『調布市史　下巻』　調布市市史編集員会　1997年
その他、調布市立図書館のウェブサイトや利用状況報告書を参照

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