諫早市立西諫早中学校

西諫早中学校の概要

長崎県諫早市馬渡町にある「西諫早中学校」は、地域に根付いた公立の中学校で、1947年に創立されました。この学校は、もともと「諫早市立真津山中学校」として設立され、1949年に現在の校名に改称されました。2017年には70周年を迎え、その間に多くの生徒たちがここで成長してきました。

歴史と沿革

学校の歴史は、1947年4月に学制改革が実施された時期にさかのぼります。この改革により、真津山国民学校の初等科が分離され、諫早市立真津山小学校が設立されました。これと同時に、中学校が新設され、当初は小学校に併設されていました。その後、1949年12月には小船越町に新校舎が完成し、「西諫早中学校」と改名されました。

1973年には、現在の校舎に移転が完了し、その後、1987年には諫早市立真城中学校が設置され、地域の教育システムが充実しました。長い歴史の中で学校は、子供たちの学びの場として重要な役割を果たしています。

校訓と校章

「西諫早中学校」では「躍動・責任・勤勉」を校訓として掲げています。この理念は、生徒一人ひとりが自分の可能性を信じ、日々の学業に真剣に取り組む姿勢を奨励するものです。校章には、学問の象徴であるペン先がデザインされ、その中央には縦書きで「西中」という文字が配されています。これもまた、生徒たちの学ぶ姿勢を象徴すると思われます。

校歌と生徒会スローガン

校歌は作詞に山尾軍治、作曲に山川マサ子が携わっており、歌詞は3番までありますが、校名は歌詞の中には登場しません。これは、全ての生徒に共通する精神を歌い上げることを意図しているようです。

また、生徒会のスローガンは「西凌雲〜高い志を持って何事にも全力で取り組む〜」であり、生徒たちが自らの目標に向かって日々努力する姿勢を示しています。

校区と小学校区

西諫早中学校の校区は、諫早市内の多くの町に及びます。具体的には久山町、久山台、貝津町、若葉町、津久葉町、青葉台、貝津ヶ丘、小船越町、中尾町、山川町、馬渡町が含まれています。昨今の教育システムにおいては、諫早市立真津山小学校および西諫早小学校がそれぞれの校区に所属しています。

部活動とアクセス

学校では、運動部や文化部、さらには多岐にわたる活動が展開されています。運動部には、野球やサッカー、陸上、バレーボールなどがあり、文化部には吹奏楽や美術部が存在します。これらの活動を通じて、生徒たちは協力や責任感、忍耐力を身につけることができます。

最寄りの交通機関としては、JR九州の長崎本線「西諫早駅」や県営バスの地区センター前バス停および高峰バス停があります。また、国道34号が近くにあり、交通の便も良好です。

周辺環境

この学校周辺には、諫早清水幼稚園や西諫早郵便局、諫早市立西諫早図書館、諫早市立真崎小学校などの施設があり、地域全体が教育支援の体制に恵まれています。これにより、生徒たちは多様な学びの場を持ち、学校外の活動にも参加しやすい環境にあります。

著名な卒業生

西諫早中学校を卒業した著名な人物には、柔道家の池田賢生さんや山口貴也さん、漫画家の草場道輝さんなどがいます。彼らは各自の分野で活躍しており、学校の教育理念が生かされていることを示しています。

もう一度検索