諺能力検定試験

ことわざ能力検定試験（ことわざ検定）

ことわざ能力検定試験、通称「ことわざ検定」は、財団法人ことわざ能力検定協会が主催する検定試験です。日本の大切な言語文化であることわざに対する知識や理解を深めることを目的としています。

検定の概要

この検定は、単にことわざを暗記するだけでなく、その意味や使い方、文化的背景まで理解しているかを評価します。国内のことわざだけでなく、海外のことわざも出題範囲に含まれるため、幅広い知識が求められます。

試験では、以下の5つのカテゴリーを通して、総合的な言語能力を測ります。

読み: ことわざを正しく読めるか。
書き: ことわざを正確に書けるか。
意味: ことわざの意味を理解しているか。
使い方: ことわざを適切な場面で使えるか。
発想: ことわざの知識を応用して、新しい発想を生み出せるか。

特にユニークなのは、全級で出題される「創作ことわざ」です。これは、与えられたテーマに沿って、オリジナルのことわざを作成するもので、発想力や表現力が試されます。優秀な作品は、「ことわざ・慣用句の百科事典」に掲載されることもあります。

検定の活用

ことわざ検定は、2011年にスタートし、年2回、全国の主要都市で実施されています。また、全国の多くの大学・短大・高校で、入学試験の評価や一部試験科目の免除などに活用されています。これは、ことわざ検定が、単なる知識だけでなく、総合的な言語能力を測るための有効な指標として認められていることを示しています。

試験の形式

回答形式: 記述式
試験時間: 級によって異なり、40分から60分
合格基準: 正答率によって判断（8割から7割程度の正答率）
受験資格: 制限なし
試験会場: 全国15ヶ所の公開会場、または団体受験の場合は準会場

受検料

級によって異なり、1,300円から4,500円です。

まとめ

ことわざ検定は、ことわざを通して、日本の言語文化への理解を深めることができるだけでなく、自身の言語能力を客観的に評価する良い機会となります。言葉に興味のある方、日本語の力を向上させたい方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

関連項目

ことわざ
慣用句
四字熟語
日本語
* 日本の文化

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