谷口徹

谷口 徹（たにぐち とおる）

谷口徹は、1968年2月10日に奈良県橿原市で生まれたプロゴルファーです。彼は日本ゴルフツアーで数々の業績を残し、2002年と2007年に賞金王に輝いたことでも知られています。これまでに日本ツアーで20回の優勝を果たし、そのうち5回はメジャー大会での勝利です。

プロフィール

身長169cm、体重72kgの彼は、分厚いサングラスとガッツポーズが特徴です。ガッツポーズがカッコいいことから、「和製タイガー」と呼ばれることもあります。また、中嶋常幸からは、谷口を含めた彼の仲間たちを「奇人、変人、宇宙人」と称されています。時にはその発言が議論を呼ぶこともありますが、それは常にゴルフ界への真摯な思いから来るもので、彼の個性として受け入れられています。

略歴

谷口は13歳の時にゴルフを始め、高校時代にはPL学園でゴルフ部に所属し、同じクラスにプロ野球選手の桑田真澄と清原和博がいました。その後、同志社大学商学部を卒業し、1992年にプロに転向しました。彼のツアーデビューはその年の全日空オープンでした。

最初のプロ優勝は1998年の「三菱ギャラントーナメント」で、それから2000年には年間2勝を達成しましたが、賞金王は逃しました。この時、彼のPGAツアーへの参加への意欲が、何よりも自身の目標として認識されていました。

2002年には絶好調のシーズンを迎え、年間4勝を挙げて初の賞金王に輝きました。この年、アメリカのニッサン・オープンでも5位入賞を果たしました。翌年は病気や故障で苦しみますが、2004年には初の日本メジャータイトルを獲得し、再び活躍を始めます。

2007年には再度賞金王に輝き、その後のシーズンでは低迷するも、2009年に交通事故の後、復活優勝を果たし、その後の試合でも優勝を重ねました。2010年には日本プロゴルフ選手権での優勝により、史上5人目となる生涯獲得賞金12億円を突破。

メジャー大会の成績

彼のキャリアの中で、2001年の全英オープンでは25位という成績を残しました。また世界ゴルフ選手権では、同じく2001年のアクセンチュア・マッチプレー選手権でベスト4に進出し、ここでも印象的な戦績を残しています。

谷口徹は、その個性的なキャラクターと共に、日本のゴルフシーンに欠かせない存在として活躍し続けています。彼の努力と情熱は、これからの若手選手たちにとっても大きなインスピレーションとなるでしょう。

もう一度検索