谷口徹 (柔道)

谷口徹 - 柔道家の経歴

谷口徹（たにぐち とおる）は、1982年10月24日に神奈川県で生まれた日本の柔道家で、現役時代は81kg級で活躍しました。身長は179cmで、特に得意としていた技は小内刈りです。

幼少期と柔道の始まり

谷口が柔道を始めたのは、わずか3歳の時でした。父親の譲が指導者を務める朝飛道場で彼の柔道人生がスタートしました。早くからその才能を発揮し、成長とともに数々の大会で顔を見せるようになります。

若手時代の活躍

1997年、中学3年生の時に参加した全国中学校柔道大会で、78kg級の決勝に進出しましたが、対戦相手の仲田直樹に反則負けを喫する悔しい結果となりました。同年、全日本選抜少年柔道大会無差別個人戦では優勝を遂げ、実力を示しました。1998年には東海大相模高校に進学し、インターハイ団体戦に出場。しかし、大将戦での反則負けにより、チームは準優勝となります。高校選手権では、団体戦でついに優勝を果たしました。

またこの年の全日本ジュニア81kg級では3位に入賞し、フランスジュニア国際でも2位となるなど、国内外での活躍が目立ちました。2000年には高校選手権で3位、さらに同年の全日本ジュニアでは再び決勝進出を果たしましたが、先輩の鈴木貴士に敗れてしまいました。それでも、アジアジュニアでは見事優勝し、谷口の名声は高まっていきます。

大学時代の成長

東海大学に進学した谷口は、大学1年目から全日本ジュニアの決勝で再度敗北を経験しますが、成長を続けました。2003年には、大学3年生で講道館杯において数々の有力選手を打ち破り、優勝を果たし、全日本実業選手権でも活躍を見せます。

大学4年生の時は、体重別で3位に入賞しつつも、団体戦では優勝を飾り、見事な成績を収めます。卒業後も松前柔道クラブに所属し、実業個人選手権で2位となるなどの結果を残しました。

プロとしての挑戦

2006年からは旭化成に所属し、全日本実業個人選手権で優勝。カナダ国際大会でも優勝し、国際舞台でも名を馳せました。2008年には実業選手権で再び優勝し、韓国国際大会でも2位となるなど、連続して素晴らしい成績を収めました。2009年には実業個人選手権で3度目の優勝を達成しました。

主な戦績

谷口徹の主な戦績は以下の通りです：

• - 1997年：全国中学校柔道大会 2位（78kg級）
• - 1997年：全日本選抜少年柔道大会 無差別優勝
• - 1998年：インターハイ団体戦 2位
• - 1999年：高校選手権団体戦 優勝
• - 2000年：アジアジュニア 優勝
• - 2003年：講道館杯 優勝
• - 2008年：実業個人選手権 優勝 など。

結論

谷口徹はその才能と努力によって、数々の大会で目覚ましい成績を残し、日本の柔道界に名を刻んでいます。彼の柔道に対する情熱と技術は、次世代の選手たちに多くのインスピレーションを与え続けています。

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