谷岡雅樹

谷岡 雅樹

谷岡雅樹（たにおか まさき）は、日本の映像評論家であり、ノンフィクション作家としても知られています。彼は1962年10月20日に北海道虻田郡真狩村で生まれました。学業の場として北海道札幌南高等学校を卒業後、映像に関する道を探求することになります。特に、ビデオレンタルの草創期において、その業界で社員として経験を積んだことが彼の知識の土台となっています。

1991年から本格的に文筆業を開始し、以降、Vシネマの評判を高めるための執筆活動を行ってきました。彼の評論は、『映画芸術』や『ユリイカ』、さらには『図書新聞』など多くのメディアに寄稿されています。また、文化庁芸術選奨映画部門の推薦委員としてもその名を挙げています。映像の世界での豊かな経験をベースに、彼の視点は非常に独自性があり、多くの読者から支持されています。

エピソード

谷岡氏はまた、高校野球と阪神タイガースの熱心なファンであることでも知られています。これらのスポーツへの情熱は、彼の作品や評論にも影響を与えていると言われています。特に、スポーツに関する深い愛情は、彼が執筆する際のエネルギー源ともなっているのかもしれません。

著作

谷岡雅樹は数多くの著書を持ち、その中には単著と共著があります。以下にいくつかの彼の著作を紹介します：

• - 単著

- 『Vシネマ魂　二千本のどしゃぶりをいつくしみ……』（四谷ラウンド、1999年）
- 『三文ガン患者』（太田出版、2001年）
- 『キング･オブ･Vシネマ　ゴールドカタログ100選』（太田出版、2002年）
- 『北物語　“試される大地”への11通のラブレター』（太田出版、2004年）※北風史名義
- 『Vシネ血風録』（河出書房新社、2005年）
- 『女子プロ野球青春譜1950 ～戦後を駆け抜けた乙女たち』（講談社、2007年）
- 『アニキの時代　Vシネマに見るアニキ考』（角川SSC新書、2008年）
- 『甦る！女子プロ野球　ヒールをスパイクに履きかえて』（梧桐書院、2010年）
- 『竜二漂泊1983 この窓からぁ、なんにも見えねえなあ』（三一書房、E-lock.planning編集、2013年）
- 『ビルメンテナンススタッフになるには』（ぺりかん社、2017年）

• - 共著

- 『哀川翔　鉄砲弾伝説』（太田出版、2001年） ※哀川翔共著
- 『増補版・哀川翔鉄砲弾伝説』（廣済堂出版、2009年）
- 『映画業界で働く　映画プロデューサー・配給・宣伝・興行・字幕翻訳家etc.』（ぺりかん社、2006年）※木全公彦共著
- 『怪奇と幻想への回路　怪談からJホラーへ』（森話社、2008年） ※内山一樹編

これらの著作を通じて、谷岡雅樹は日本の映像文化への深い洞察を提供し続けています。彼の作品を通じて、Vシネマや女子プロ野球についての理解を深めることができるでしょう。彼の視点や考察が、今後も多くの人々に影響を与えていくことに期待が寄せられています。

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