谷郷元昭

谷郷元昭：VTuberブームの立役者

谷郷元昭氏は、1973年大阪府生まれの実業家。現在、バーチャルYouTuber（VTuber）グループ『ホロライブプロダクション』を運営する株式会社カバーの創業者として広く知られています。愛称は「YAGOO」。

ゲーム業界からVTuberへ至るキャリア

幼少期からゲーム好きだった谷郷氏は、慶應義塾大学理工学部卒業後、ゲーム会社イマジニア株式会社に入社。その後、携帯公式サイト運営やEC事業統括、携帯広告メディア企業の創業など、常に最先端技術とビジネスモデルの融合に挑むキャリアを歩みます。

特に、ECサイト『cosme.com』（現『@cosme SHOPPING』）の立ち上げには、その後の起業家としての成功の礎を築きました。高い事業手腕を発揮し、数々の企業で重要な役割を担ってきた経験が、後のホロライブプロダクション設立へと繋がります。

2008年には、GPS対応スマートフォンアプリを含むおでかけ情報サービス『30min.』を提供開始するなど、常に新しいテクノロジーとサービス開拓に意欲的な姿を見せてきました。

数々の企業での経験を経て、2016年、谷郷氏はカバー株式会社を設立。そして2017年、VTuberグループ『ホロライブプロダクション』の活動を開始します。

ホロライブプロダクションの成功とYAGOOの役割

ホロライブプロダクションは、瞬く間に人気を博し、日本のVTuber業界を代表する存在へと成長。その成功の立役者として、谷郷氏の存在は欠かせません。

谷郷氏は、ホロライブの運営に深く関与。時に配信にも出演し、視聴者からは「YAGOO」の愛称で親しまれています。この愛称は、ホロライブ所属VTuberの大空スバルによる谷郷氏本名の誤読から生まれたもので、今では世界中のファンに認知されているネットミームとなっています。

しかし、自身を「コミュ障」と評する谷郷氏は、生放送への出演は極力避け、収録映像での参加が多いとのこと。失言防止策として、このスタイルを選択しているようです。

社会へのインパクトと未来

谷郷氏は、幼少期から社会にインパクトを与えるようなことをしたいという強い思いを抱いていました。その思いが、度重なる起業や、VTuberという新しい分野への挑戦へと繋がって行ったと言えるでしょう。

2023年には、ホロライブのグッズモデルを引退。しかし、その功績は広く認知され、『Forbes JAPAN』発表の「日本の起業家ランキング2023」で第3位に選出されるなど、その業績は高く評価されています。

谷郷元昭氏の経歴は、常に新しい技術やビジネスモデルに挑戦し続ける、起業家としての粘り強さと、社会への貢献意欲の物語です。今後の活動にも注目が集まります。

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