豆田泰志

豆田 泰志（まめだ たいし）

豆田泰志は2003年1月15日生まれで、埼玉県越谷市出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、現在は埼玉西武ライオンズに所属しています。彼の経歴や特技について詳しく見ていきましょう。

経歴

プロ入り前

豆田は小学1年生のときに『袋山ビクトリー』で野球を始め、越谷市立千間台中学校では軟式野球部に所属しました。中学3年時にはその実力が認められ、『埼玉スーパースターズ』に選出されました。投手としての本格的なキャリアは中学3年生から始まり、その当時には最速138km/hを記録しました。県内の強豪校からのスカウトを受ける中で、彼は兄の影響を受けつつも、自らの意志で浦和実業高校に進学しました。

浦和実業高校では、彼の実力がさらに磨かれました。1年秋には県大会ベスト4に貢献し、2年春の県大会では準優勝に導くなど、チームの中心選手として活躍しました。さらに、関東大会では山梨学院を相手に優れたピッチングを披露しました。しかし、強豪校との戦いは苦しく、2年秋の大会では初戦に敗れる結果となりました。3年生の春には新型コロナウイルスの影響で大会が中止され、代替大会では同様の結果となりましたが、彼のポテンシャルは明らかでした。

プロ入り

彼は2020年10月26日のドラフト会議で、埼玉西武ライオンズから育成4位に指名を受け、契約を結びました。その際の背番号は124。プロ入り初年度の2021年は、9試合に登板しつつも、厳しい成績となりました。

西武時代

2021年から2023年にかけて、彼は少しずつ成績を上げていきました。2022年はイースタン・リーグで18試合に登板し、旋風を巻き起こしました。特に、フレッシュオールスターでの存在感は際立ちました。そして2023年、彼は投球フォームを見直し、それが功を奏しました。7月には支配下選手契約を締結し、背番号70に変更されました。

2023年7月26日にプロ初登板を果たし、続く試合で初ホールド、さらにシーズン最終戦では初セーブを記録しました。この年の成績は0.59の防御率を記録し、今後の期待が高まります。

2024年シーズン

2024年、豆田選手は開幕一軍入りを果たしましたが、試練も待ち受けていました。数試合での不振が続く中、彼は経験を活かし、二軍での調整を経て再登録を果たしました。

選手としての特徴

豆田選手は173cmという身長ながら、最速152km/hのストレートを投げることが特徴です。特にそのストレートには高いホップ率があり、打者を翻弄する能力があります。スライダーやカーブ、フォークなどの変化球も持ち味です。彼は春先に制球に苦しみましたが、フォームを改造し、劇的に成績を向上させました。

人物・エピソード

豆田選手は2人の兄がいて、特に4つ上の兄とは良い関係を持っています。2023年には、同郷の友人である三森大貴と初対戦した際に、特別な思い出を残しました。彼の名前である「泰志」は名言に由来しており、ファンには「豆ちゃん」と呼んでもらうことを希望しています。

豆田泰志選手は、これからの活躍が非常に楽しみな若手選手の一人です。彼の成長に注目し、応援していきたいと思います。

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