豊川市図書館

豊川市図書館

豊川市図書館は、愛知県豊川市にある図書館の総称です。中央館である豊川市中央図書館を中心に、4つの分館で構成されています。これらの図書館は、地域の文化と学びの中心として、市民に親しまれています。

概要

豊川市図書館は、以下の図書館で構成されています。

豊川市中央図書館
豊川市音羽図書館
豊川市御津図書館
豊川市一宮図書館
豊川市小坂井図書館

2011年度末の総蔵書数は547,685点、貸出点数は1,364,269点でした。当時の豊川市の人口は185,282人であり、住民一人当たりの貸出冊数は7.4冊でした。また、2012年度の図書館費は272,192,000円（予算）で、そのうち図書購入費を含む備品購入費は34,254,000円でした。

歴史

平成の大合併以前

各図書館は、合併前の町村立図書館として、それぞれの歴史を刻んできました。

1972年4月1日：小坂井町中央公民館図書室が開室。
1972年6月：豊川市立図書館が開館。
1975年1月15日：御津町中央公民館図書室が開室。
1995年4月2日：御津町文化会館図書室が開室。
1999年7月：音羽町立図書館が開館。
1999年7月16日：豊川市中央図書館が開館。

平成の大合併以後

平成の大合併を経て、各図書館は豊川市立図書館の分館として再編されました。

2006年2月1日：一宮町が豊川市に編入合併。一宮町中央公民館図書室は豊川市一宮図書室に改称。
2008年1月15日：音羽町と御津町が豊川市に編入合併。音羽町立図書館は豊川市立音羽図書館に、御津町文化会館図書室は豊川市御津図書館に改称。
2010年2月1日：小坂井町が豊川市に編入合併。小坂井町中央公民館図書室は豊川市小坂井図書室に改称。
2013年10月1日：豊川市一宮図書室は豊川市一宮図書館に、豊川市小坂井図書室は豊川市小坂井図書館に改称。
2021年5月2日：豊川市小坂井図書館の新館がこざかい葵風館に開館。

各館の特徴

中央図書館

1972年6月に開館した豊川市立図書館が前身です。1999年7月16日に現在の豊川市中央図書館が開館しました。この建物は、その優れた照明設計と建築デザインから、日本照明学会や日本建築学会から表彰を受けています。豊川市役所に近く、豊川公園に隣接しており、市民の憩いの場となっています。図書館と公園の間には「諏訪の桜トンネル」と呼ばれる桜並木があります。

音羽図書館

旧音羽町役場の建物を改修して、音羽生涯学習会館内に設置されました。旧東海道の宿場町であった赤坂宿に位置することから、建物は切妻屋根を採用しています。館内には、宿場や街道に関する資料の特設コーナーが設けられています。開架28,000冊、閉架22,000冊、計50,000冊の蔵書を収容できます。近隣自治体からの利用者も多く、地域に開かれた図書館として機能しています。

御津図書館

御津町中央公民館の開館当初から図書室が設けられていました。その後、御津町文化会館内に移転し、図書室も拡充されました。地域住民やPTAからの図書寄贈により、蔵書数を増やしてきました。特に、御津町文化協会短歌部会員の著書や会報『アララギ』は貴重な資料として保存されています。開架50,000冊、閉架26,000冊、計76,000冊の蔵書を収容できます。

小坂井図書館

小坂井町中央公民館の図書室としてスタートしました。その後、豊川市との合併を経て、豊川市小坂井図書館となりました。老朽化のため、2021年5月2日にこざかい葵風館に新館が開館しました。新館は、より快適な読書環境を提供しています。

一宮図書館

旧一宮町中央公民館図書室が、豊川市との合併を経て豊川市一宮図書館となりました。地域住民の学習ニーズに応える図書館として、日々利用されています。

利用案内

各図書館の開館時間、休館日、貸出冊数などの詳しい利用案内については、豊川市図書館の公式サイトをご確認ください。

脚注

（各図書館の詳細な情報や出典は、参考文献に記載された資料をご参照ください。）

参考文献

音羽町史編さん委員会『音羽町史 通史編』音羽町、2005年。
小坂井町史編集委員会『小坂井町史 通史編』小坂井町、2010年。
新編豊川市史編集委員会『新編豊川市史 第4巻 通史編 現代』豊川市、2006年。
豊川市中央図書館『平成24年度（平成23年度実績）図書館概要』豊川市中央図書館、2012年。
御津町町史編さん委員会『御津町史 本文編』御津町、1990年。

関連項目

愛知県の図書館一覧

外部リンク

* 図書館の公式サイトへのリンク'>豊川市中央図書館

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