豊田通商BLUE WING

概要

豊田通商ブルーウィング（TOYOTA TSUSHO BLUE WING）は、豊田通商株式会社が運営する社会人ラグビーチームです。1980年に創部された歴史を持ち、現在（2023年時点）はラグビーの地域リーグであるトップウェストAに参戦しています。チームのホームグラウンドは愛知県豊田市にある藤岡グラウンドで、公式戦の一部もここで開催されています。また、豊田通商のラグビー活動としては、クラブチーム「RED WING」も存在し、地域におけるラグビーの普及・発展にも貢献しています。

チームは「一体感」をスローガンに掲げ、選手、スタッフ、そしてサポーターが一丸となって目標達成を目指しています。これは、チームの歴史を通じて培われてきた、粘り強く戦うスタイルを象徴する言葉と言えるでしょう。

歴史と歩み

豊田通商ブルーウィングの歩みは、下位リーグからの着実な昇格の歴史です。2004-2005シーズンには愛知社会人リーグBリーグで5勝1敗の成績を残し、翌2005-2006シーズンには6勝無敗で同リーグを制覇。愛知県社会人リーグAリーグへの昇格を果たしました。

勢いは止まらず、2006-2007シーズンには愛知社会人リーグAリーグでも7勝無敗の成績で優勝を飾り、東海社会人ラグビーリーグBリーグへ昇格。さらに翌2007-2008シーズンも東海社会人ラグビーリーグBリーグを6勝無敗で制し、東海社会人ラグビーリーグAリーグへの昇格を決めました。

東海社会人ラグビーリーグAリーグでも、2008-2009シーズンに6勝無敗で優勝。これにより、当時の上位地域リーグであるトップウェストB1への昇格を果たしました。2009-2010シーズンにはトップウェストB1で優勝し、トップウェストBへ。そして2010-2011シーズンにはトップウェストBでも優勝を飾り、トップウェストA1へと駆け上がりました。

トップウェストA1昇格後も、2011-2012、2012-2013シーズンと5位、2013-2014シーズンには4位（2勝4敗）と、強豪が集まるリーグで粘り強い戦いを続けました。2014-2015シーズンは5位（1勝4敗）でリーグを終えましたが、リーグ再編に伴いトップウェストBへ移行しました。

トップウェストBでの戦いを経て、2016-2017シーズンにはトップウェストBで3位（5勝2敗）の成績を収め、トップウェストAへの再昇格を達成しました。トップウェストA復帰後は、強豪チームとの厳しい戦いが続いていますが、チームは常に上位を目指して挑戦を続けています。

特に近年のシーズンでは、トップウェストAでの残留をかけた入替戦を経験しています。2022-2023シーズンは7位（2勝6敗）、2023-2024シーズンも7位（3勝4敗）、そして2024-2025シーズンも7位（1勝6敗）という成績でしたが、いずれのシーズンも入替戦で勝利を収め、トップウェストAへの残留を果たしており、チームの粘り強さを見せています。

将来への展望

豊田通商ブルーウィングは、その長い歴史と昇格の道のりで培った経験を基盤に、将来的に日本のトップリーグであるJAPAN RUGBY LEAGUE ONEへの参入を目指しています。これは、チームの大きな目標であり、日々の活動の原動力となっています。強豪チームとの対戦を通じてレベルアップを図りながら、目標達成に向けたチーム強化を進めています。

豊田通商BLUE WING