貯水槽清掃作業監督者

貯水槽清掃作業監督者とは

貯水槽清掃作業監督者とは、飲料水の貯水槽の清掃作業を監督する専門家です。この資格は、建築物飲料水貯水槽清掃業の登録を行う際に必要となります。建築物環境衛生管理技術者の資格を持っている場合は、この資格は不要です。

概要

貯水槽清掃作業監督者は、貯水槽の清掃作業が適切に行われるよう、現場で指揮・監督を行います。具体的には、作業計画の作成、作業員の安全管理、清掃後の水質確認などが主な業務です。安全で衛生的な飲料水を供給するために、非常に重要な役割を担っています。

資格の有効期間について

修了証書には有効期間が記載されていますが、これは都道府県知事に貯水槽清掃業として登録する際に必要な期間であり、資格自体の有効期間ではありません。有効期間を過ぎても資格が失効することはありません。再講習を受講することで、登録に必要な有効期間を再度得ることができます。

受講資格

貯水槽清掃作業監督者講習会を受講するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

高等学校卒業または同等以上の学歴を有し、2年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務経験がある。
5年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務経験がある。
上記の学歴・実務経験と同等以上であると認められる者。

講習会について

講習会は通常4日間で行われ、以下の内容を学びます。

建築物環境衛生制度
給水衛生概論
建築設備概論（給水設備関係）
作業の安全管理
貯水槽清掃各論

講習の最後には考査があり、合格することで修了証が交付されます。

再講習会について

貯水槽清掃作業監督者は、定期的に再講習会を受講することが推奨されています。再講習会は2日間で行われ、最新の技術や知識を習得し、知識の再確認を行います。再講習会では、以下の内容を学びます。

建築物環境衛生制度
建築物衛生における動向
給水設備とその管理の概要
ビル内の給水衛生と消毒
貯水槽の清掃

再講習会にも考査があり、合格することで修了となります。

再講習会の受講資格

再講習会を受講するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

厚生労働大臣登録貯水槽清掃作業監督者講習会を修了した者
厚生労働大臣登録貯水槽清掃作業監督者再講習会を修了した者
建築物環境衛生管理技術者免状を有し、貯水槽清掃作業監督者としての実務経験がある者

関連情報

清掃業

外部リンク

公益社団法人全国建築物飲料水管理協会
* 公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

これらのリンクから、貯水槽清掃作業監督者講習会に関する詳細な情報を確認できます。

もう一度検索