貴島サリオ

貴島サリオについて

貴島サリオ（きじま サリオ、本名：井下さおり）は、1974年2月19日に愛知県半田市で生まれた日本の元シンガーソングライター、女優です。血液型はO型で、かつてはボックスコーポレーションに所属していましたが、後にトゥーボイスという自身の事務所を設立しました。また、現在は夫であるグラフィックデザイナーのバジル・フィンドレーと共に暮らし、3児の母として家庭を大切にしています。

芸能界入りとキャリアのスタート

彼女はタレント養成所の発表会でスカウトを受け、1992年に芸能界へと飛び込みました。芸名の「貴島」は、当時人気を博していた力士・貴ノ花に由来し、本名の井下をもじって「サリオ」と名付けられました。同年4月にはフジテレビ系の深夜ドラマ『アルファベット2/3』で主演を果たし、その後もTBS系のドラマ『キライじゃないぜ』に出演し、自身の存在感を発揮しました。

さらに、同年11月にはアルペンCMのテーマソング「あきらめないで」によりポニーキャニオンから歌手デビューし、デビューコンベンションでは自身の楽曲を披露しました。彼女は、CMソングやテレビドラマ、アニメの主題歌などを取り入れたシングルを制作し、着実にファンを増やしていきました。

独立し、新たな道へ

1997年にはボックスコーポレーションとポニーキャニオンを離れ、自身の個人事務所「トゥーボイス」を設立。芸名も「サリーケー」に変更し、主にライブ活動に力を入れるようになります。同年11月には本名の井下さおりに戻し、彼女の音楽スタイルはR&Bにシフトしました。井上ヨシマサのプロデュースのもと、アルバム『inside』で再デビューを果たし、その独特のウィスパーボイスを活かした楽曲で新たなファン層を獲得しました。

しかし、1998年に行われた渋谷クロコダイルでのライブを最後に活動を休止し、引退宣言をせずに舞台から姿を消しました。その後は家庭に専念し、夫と共に英会話の講師を務めながら過ごしています。

友人関係と人間関係

芸能人として活動していた際には、元Winkの相田翔子と親しい関係を築いていました。共演を通じて友情が芽生え、互いに影響を受け合ったと伝えられています。

音楽活動の一部

彼女の主なシングルデビュー作「あきらめないで」は、オリコンの最高順位が109位に達し、その後も様々な楽曲をリリースしました。中でも「Together -光の中で-」は、春の高校バレー大会のテーマ曲として、多くの人々に親しまれる存在となりました。彼女の音楽は、誠実な歌詞と力強いメロディで、聴く者に感動を与える作品が多く見られました。

まとめ

貴島サリオは、シンガーソングライターと女優として幅広い活動を展開したアーティストです。シーンから姿を消した後も、その影響力は多くのファンに愛され続けています。家庭を持ち、教育に携わることで、新たな人生のステージを築いている彼女の姿は、多くの人々に希望を与えるものです。

もう一度検索