資源・素材学会

一般社団法人 資源・素材学会について

一般社団法人 資源・素材学会（しげんそざいがっかい、英: The Mining And Materials Processing Institute Of Japan, MMIJ）は、日本における重要な学術研究団体の一つで、主に材料工学および資源・素材に関連する研究活動を行っています。1885年2月28日に設立されたこの団体は、長い歴史をバックボーンに、資源・素材に関する科学的知識の深化と技術の向上を目指しています。

目的と活動内容

資源・素材学会の設立目的は、科学技術の発展を通じて産業および学術文化の向上に寄与することにあります。この目的を達成するために、学会は以下の様々な活動を展開しています。

• - 調査および研究: 資源・素材に関する幅広い調査活動を行い、新しい研究成果を生み出すことに力を入れています。
• - 情報の収集と提供: 最新の研究成果や技術動向を会員に提供し、知識の共有を促進しています。
• - 教育および人材育成: 次世代の研究者や技術者を育成するための教育プログラムを実施し、若手の育成にも貢献しています。

さらに、国内の関連団体である日本工学会や岩の力学連合会にも所属し、国際的にはWorld Mining CongressやInternational Organization of Minerals, Metals, and Materials Societiesのメンバーとしても活動しています。

国際会議の主催

資源・素材学会は国際会議を主催し、学術的な交流を促進しています。特に、International Biohydrometallurgy Symposiumを主催し、また複数の国際会議を共催するなど、グローバルなネットワークを構築しています。具体的には、以下の会議が挙げられます。

• - International Conference of Lead & Zinc
• - International Conference of Copper
• - International Symposium on East Asian Resources Recycling Technology
• - The European Metallurgical Conference 2021

これにより、国内外の研究者が一堂に会して意見交換を行い、新たな技術や知見が生まれる場を提供しています。

機関の沿革

資源・素材学会の歴史は長く、以下のような変遷を経て現在の形になりました。

• - 1885年: 日本鑛業會が設立される。
• - 1900年: 社団法人日本鑛業會へと移行。
• - 1968年: 社団法人日本鉱業会への改称。
• - 1988年: 社団法人資源・素材学会に改称し、現在の名称に至る。
• - 2011年: 一般社団法人資源・素材学会として再構築される。

こうした沿革は、長年にわたる研究の成果を蓄積し、未来への基盤を築いてきた証となっています。

出版物

資源・素材学会は、研究成果の発表や情報共有のためにいくつかの出版物を発行しています。

• - Journal of MMIJ: 1885年に創刊され、査読付きの論文を含むジャーナルです。使用言語は日英混在で、印刷版で提供されています。著作権は学会に帰属し、購読は無料です。
• - 季刊 資源と素材: 2016年創刊の研究報告・技術報告誌で、使用言語は日本語のみ。こちらは有料で購読可能です。

まとめ

一般社団法人資源・素材学会は、学術研究の進展や教育活動を通じて、資源・素材に関する技術と知識の向上を図り、産業の発展に寄与しています。長い歴史を持つこの団体は、国内外で活発な活動を展開し、多くの研究者や技術者の支えとなっています。

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