賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜

『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜』

概要

『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜』は、2021年4月27日から2024年3月26日までTBS系列で放送されたバラエティ番組です。この番組は、地上波での放送からParaviでの配信に切り替えた『有田ジェネレーション』の後を引き継ぎ、有田哲平が司会を務めています。芸人たちが自慢のネタを披露し、賞金を巡って競い合うトーナメント戦が特色で、一般審査員の投票によって賞金が決まり、最終的には決勝戦での勝者が全ての賞金を手にする仕組みになっています。

各ブロックの勝者は、25人の一般審査員からの投票数によって決まります。1票あたり4000円と換算されるため、得票数に倍数が掛け合わされて賞金が算出されます。決勝戦では、各ブロックから勝ち抜いた4組が激しい戦いを繰り広げ、優勝者はブロックの勝者が集めた賞金を総取りします。同票数の場合には、1回戦での獲得賞金が多い方が優勝者となります。

司会と出演者

番組の司会は、有田哲平が担当し、特異な点として本名ではないカタカナ名義での出演が特徴的です。有田は「ドン・アリタ」という名義で登場し、番組を盛り上げる役割を果たしました。また、ほかの出演者も本名をもじった名前で活動しており、視覚的にも楽しませています。例えば、吉本興業の若林有子アナウンサーは「ワカ・バヤシ」として、佐々木舞音アナウンサーは「マイ・ササキ」として出演しました。

2021年7月6日には、全国ネットでの1時間スペシャルが放送され、出場した6組の芸人たちが最大賞金200万を目指して競いました。また、10月2日にはお笑いの日特別企画として、生放送を行い、視聴者からのリアルタイム投票で勝者が決まる新しい試みも設けられました。視聴者が番組に積極的に参加できる形になり、話題を呼びました。

コーナーと派生番組

2022年4月からは、有田が徳井健太と共にお笑いを語る「解体新笑」が始まり、新シーズン開始の間に趣向を変えた内容で視聴者を楽しませました。さらに、2023年6月20日からはその派生企画として「解体新笑LIVE」がスタートし、芸人のネタを先にレビューしてから実際のネタを視聴者が見るという形式を採用しました。このスタイルは、逆転の発想で従来のライブ形式とは異なる新しい視聴体験を提供しています。シーズン2以降では、出演芸人の中から「MVP」が選定され、その受賞者には賞金が贈呈されることになりました。

最終回と今後

2024年3月26日をもってレギュラー放送は終了しますが、この番組は日本のお笑い業界に大きな影響を与え、多くの視聴者に愛されてきました。芸人たちの競争心を引き出し、視聴者を楽しませる新たなバラエティの形態を確立した「ソウドリ」は、その画期的な試みにより、今後も多くのファンの記憶に残ることでしょう。

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