赤坂二・六丁目地区開発計画

赤坂二・六丁目地区開発計画

赤坂二・六丁目地区開発計画は、東京都港区赤坂において進められている再開発計画であり、現在ある国際新赤坂ビルを取り壊した後、地上41階建ての東棟と地上19階建ての西棟という2つの高層ビルを建設することが計画されています。これにより、赤坂エリアは新たな魅力を持つ都市空間として生まれ変わることが期待されています。

プロジェクトの概要

TBSホールディングスは自社の経営戦略である「グループ中期経営計画2020」において「赤坂エンタテインメント・シティ構想」を掲げ、三菱地所と共にこの大規模な開発計画を立ち上げました。この共同事業協定に基づき、国際新赤坂ビルの跡地にオフィスビル、ホール、劇場、ホテルなどからなる総合的な施設を構築することが目指されています。

計画では、オフィス主体の東棟が41階建てであり、主にビジネス利用が予定されています。一方、西棟は19階建てのホテルおよびエンターテインメント施設が中心となっており、幅広い利用者に対応できるよう設計されています。両棟は、東京メトロ千代田線の赤坂駅と直接連絡しているため、アクセスも非常に便利です。

重要な日程

この計画は、2021年11月15日に正式に告示され、その後の進展が注目されています。2023年1月4日には、TBSホールディングスの社長である佐々木卓氏が新年の挨拶の中で、再開発の完成イメージを発表しました。東棟のデザインは「あでやかな和服の袖模様」をイメージしており、地下1階には「駅まち」エリアとしてテレビやラジオの利用が可能なオープンスタジオが設けられます。また、インキュベーション施設も完備される予定です。

西棟では、赤坂ACTシアターに比べて座席数が増加した新しいホールが1階に設置され、プロジェクションが可能な壁も設けられる計画となっています。

開発の進捗

2024年2月9日には、このプロジェクトは民間都市再生事業計画として認定され、さらに2024年3月13日には起工式が行われ、ついに新築工事が始まります。これにより、赤坂二・六丁目地区の再開発は実現に向けて着実に進捗しています。

まとめ

赤坂二・六丁目地区開発計画は、東京都港区の顔ともいうべき重要なプロジェクトです。再開発が進むことで、ビジネスやエンターテインメント、文化が融合した新たな都市環境が生まれ、地域の活性化に寄与することが期待されています。このプロジェクトは、見た目の美しさだけでなく、機能面でも地域住民や訪問者にとって有益な施設となることでしょう。

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