赤尾公

赤尾 公（あかお あきら）

赤尾公は、1988年2月15日に鹿児島県鹿児島市で生まれた元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。現役時代にはミッドフィールダーやディフェンダーとしてプレーし、数多くの実績を持っています。

来歴

赤尾は鹿児島実業高校に進学し、そこでサッカーを本格的に始めました。高校在学中の2年時には第83回全国高等学校サッカー選手権大会で優勝。また、3年時にはキャプテンとして第84回大会に出場し、決勝まで進んだものの、滋賀県立野洲高校に延長戦で敗れて準優勝となりました。この頃から、そのリーダーシップや技術が際立っていました。

高校卒業後、赤尾は鹿屋体育大学に進学し、在学中には4年生でキャプテンを務めるなど、チームの中心的存在としてプレーしました。卒業後、2010年にガイナーレ鳥取に加入し、そこでプロ選手としてのキャリアが始まります。彼は金沢戦の日、交代出場から1分後に初ゴールを決め、チームに貢献しましたが、シーズン終了後に現役を引退し、クラブスタッフとして再スタートすることになります。

鳥取では、サッカースクールのコーチ「赤コーチ」として、子供たちに慕われながら指導を行う傍ら、アマチュア選手としてSC鳥取ドリームスに所属し、中国サッカーリーグ昇格に貢献しました。その後、2012年からは九州リーグのヴォルカ鹿児島で現役復帰を果たし、2014年からはFC KAGOSHIMAとの合併で誕生した鹿児島ユナイテッドFCに加入しました。

鹿児島ユナイテッドFCでは、8得点を記録し、チームの得点王となる活躍を見せるとともに、チームのJ3昇格にも大きく貢献しました。彼は2019年、チームがJ2昇格を果たした際にもプレーしており、同年限りで現役引退を決意しました。引退後は再び鹿児島のクラブに戻り、2020年からスカウト担当として新たな役割に挑戦しています。

所属クラブ

• - 鹿児島市立桜島中学校
• - 鹿児島実業高等学校
• - 鹿屋体育大学
• - 2010年 ガイナーレ鳥取
• - 2011年 SC鳥取ドリームス
• - 2012年 - 2013年 ヴォルカ鹿児島
• - 2014年 - 2019年 鹿児島ユナイテッドFC

個人成績

彼のキャリアの中での重要な出来事として、2010年6月19日にはJFLでの初出場と初得点を達成しました。また、2016年3月13日にはJリーグ初出場、そしてその年の5月29日にはJリーグ初得点を記録しました。

代表歴

彼は2005年にU-18日本代表候補にも選ばれ、2009年には九州大学選抜にも名を連ねています。

指導歴

現役引退後は2020年から鹿児島ユナイテッドFCでの指導に従事し、2021年までスカウト担当を務め、その後はサブダイレクターとアカデミースカウトを経て、2023年からは強化部の強化担当として活動しています。2024年にはフットボール本部の強化部部長に就任する予定です。

タイトル

クラブ

• - 鹿児島実業高校:全国高等学校サッカー選手権大会（2005年）
• - ガイナーレ鳥取:日本フットボールリーグ（2010年）

個人

• - 全国高等学校サッカー選手権大会・優秀選手（2006年）
• - 日本フットボールリーグ・ベストイレブン（2014年）

赤尾公のサッカーに対する情熱は、選手引退後も指導者として続いており、若い選手たちにその経験を活かしながら、成長を促す役割を担っています。

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