起承転結10

起承転結10

『起承転結10』（きしょうてんけつテン）は、日本のシンガーソングライター、松山千春によって2005年10月23日にリリースされた、10枚目のシングル・コレクション・アルバムです。このアルバムは、彼がこれまでに発表してきた数多くのシングル曲の中から、特定の期間に世に送り出された楽曲をまとめたシリーズの通算10作目にあたります。

収録内容

本作には、2003年から2005年にかけてリリースされた5枚のシングルに収録された全10曲が収められています。具体的には、2003年10月22日発表の51作目シングル「egoist:」に収められた「egoist:」と「決意」、2004年4月21日発表の52作目シングル「存在」に収められた「存在」と「雪化粧」、同年10月20日発表の53作目シングル「遠い愛」に収められた「遠い愛」と「愛に手錠を」、2005年4月20日発表の54作目シングル「受難」に収められた「受難」と「炎」、そして同年8月20日発表の55作目シングル「一輪の花」に収められた「一輪の花」と「最後の真実」という、計5作品・10曲がこの一枚に集められています。この時期は、松山千春が精力的に音楽活動を続けていた時期であり、彼の音楽性の変遷や当時の心情を反映した楽曲群をまとめて聴くことができる貴重なコレクションと言えます。

アルバムの位置づけ

『起承転結』シリーズは、松山千春のキャリアを通じて定期的に発表されており、その時々の活動の軌跡をシングル曲を通して概観できるよう企画されています。本作『起承転結10』は、その記念すべき10作目として、2003年から2005年という比較的短い期間に発表された楽曲に焦点を当てています。この期間のシングルは、それまでのキャリアで培われた円熟味と、常に新しい表現を追求する姿勢が感じられるものとなっています。アルバムとしてこれらの楽曲をまとめて聴くことで、当時の彼の音楽的な試みやメッセージがより明確に伝わってくるでしょう。また、2005年という年は、日本の音楽シーンにおいても様々な出来事があった年であり、その中で彼が生み出した楽曲がどのような響きを持っていたのかを考える上でも、このアルバムは重要な資料となります。

その他

このアルバムに関するより詳細な情報や、収録曲の背景などについては、当時の音楽関連の資料や、レコード会社（日本コロムビア）が提供する公式サイトなどを参照することで、さらに理解を深めることができるでしょう。『起承転結10』は、松山千春の特定の活動期間を切り取った作品として、ファンにとっては欠かせない一枚であり、また、彼の音楽に新たに触れるリスナーにとっても、彼の世界観の一端を知る良い入り口となるでしょう。

関連項目

2005年の音楽

外部リンク

日本コロムビアによる紹介ページ

もう一度検索