超常殺人者2

超常殺人者2（Serpent's Lair）

『超常殺人者2』は、1995年にアメリカで製作されたホラー映画で、ジェフ・フェイヒーが主演しています。この映画は日本では劇場公開されておらず、1997年にVHSがリリースされました。また、タイトルに「2」がついていますが、前作『超常殺人者』とは直接的な繋がりは存在しません。

ストーリー概要

映画は、トム・ベネットというローン会社に勤める男性が主人公です。彼は、妻のアレックスと新居を探している最中に、同僚のマリオから紹介された物件に決めることになります。しかし、その新居は前の住人が自らの命を絶った場所であり、過去に何かしらの変わった出来事があった家でした。

新居に移ると、トムとアレックスは近隣の住人サムとも親しくなり、また、家に迷い込んできた黒猫を飼うことになります。しかし、この猫が関わってからアレックスには次々と不運が降りかかり、最終的には階段から落ちて重傷を負ってしまいます。入院したアレックスは、退院するまでに猫をどうにかするようトムに指示します。トムは猫を引き取ってくれる人を探すことになります。

そんな折、前住人のスティーブの妹リリスが遺品整理に訪れると、トムは次第に彼女に引かれていきます。謎めいた雰囲気を持つリリスに惹かれたトムは、食事へ誘われ、彼女との関係を持つことになるのです。さらにこの時期、向かいの住人が猫の鳴き声について文句を言い、次の日にはその住人の死体が廊下で見つかります。

不運と誘惑の連鎖

アレックスが退院後も、トムはリリスとの禁断の関係を切り離せなくなります。アレックスがリリスへの関係を疑い始める中、トムは嘘を重ねて何とか言い逃れます。しかし、その後もリリスは彼を誘惑し続け、トムはさらに深みに嵌っていくのです。家には次々と猫が集まってくる運命的な流れが続きます。

アレックスが実家に帰るきっかけとなったのは、トムの隠された関係を示すメッセージカードでした。このように、物語が進むにつれて、リリスの影響でトムの生活は次第に崩壊していきます。やがて、スティーブの友人ポールがやってきて、家に隠された過去やサキュバスの存在について語り始め、物語はさらに緊迫感を増していきます。

キャストとスタッフ

映画を手掛けたのは監督のジェフリー・ライナーであり、脚本はマーク・ローゼンバーグが担当しました。製作にはヴラド・ポーネスクが関わり、撮影監督にはフェリックス・パーネルが起用されています。音楽はヴィニー・ゴリアが担当しており、吹き替え翻訳や演出も行われています。

この映画は、ホラー映画特有の緊張感や心理的な恐怖を伴ったストーリー展開が特徴で、多くの視聴者にとって衝撃的な体験となることでしょう。

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