超魔神伝説

超魔神伝説

『超魔神伝説』は、人気アニメ『魔神英雄伝ワタル』から派生した作品群であり、魔神（ロボット）をメインに据えたメディアミックス作品です。アニメ化された『超魔神英雄伝ワタル』とは直接的な繋がりはありません。

『魔神英雄伝ワタル』シリーズの魔神は、デフォルメされた体型とシンプルな形状が特徴でしたが、『超魔神伝説』に登場する魔神は、より人間に近いリアルな体型にアレンジされ、全身に装飾的なレリーフが施されている点が大きな特徴です。

あらすじ

遥か数千年前、世界は強大な魔神たちによって支配され、終わりの見えない戦いが繰り広げられていました。しかし、平和を希求する龍神族が現れ、激戦の末に魔神たちを封印し、人々の前から姿を消しました。

そして数千年後、封印が解き放たれた魔神たちは邪神として蘇り、再び世界に脅威をもたらします。イムナジア国のアクァス、ナリス、ルースたちは、伝説として語り継がれてきた龍神族、中でも特に強大な力を持つ龍神族五勇士と出会い、邪神族との壮絶な戦いに巻き込まれていくことになります。

登場する魔神

龍神族

剣王龍神丸（ソードマスターりゅうじんまる、Sword Master RYUUJINMARU）
龍神族として最初に覚醒した剣の名手。大地を司る緑の宝玉を持ちます。体表のレリーフは「静かなる緑の大地」と呼ばれ、無口ながらも深い慈愛の心を持っています。龍神の剣、龍神の盾、小龍刀を武器とします。
龍帝龍星丸（ドラゴンマスターりゅうせいまる、Dragon Master RYUUSEIMARU）
第二の龍神族で、両肩に二匹の無双龍（青き月の龍、赤き月の龍）を潜ませている龍使い。水を司る青き宝玉を持ち、皇帝龍の秘密を握る唯一の魔神と言われています。龍星の槍と龍翼盾を装備。
魔導王龍星丸（マジックマスターりゅうせいまる、Magic Master RYUUSEIMARU）
龍帝龍星丸が異空間から呼び寄せた獅子の盾を両肩に装着することで変身した姿。ある特別な使命を帯びていると言われています。破邪閃光の剣（ライトニングボルト）と魔龍の杖、獅子の盾を武器とし、武双青龍（陽龍、陰龍）を従えています。
翼王新星龍神丸（ウィングマスターニューりゅうじんまる、Wing Master NEW RYUUJINMARU）
巨大な翼を持ち、大空での戦いを最も得意とする龍神族。光を司る黄色の宝玉を持っています。武器は龍撃弓（りゅうげききゅう）。
斧王龍王丸（アックスマスターりゅうおうまる、Axe Master RYUUOUMARU）
斧を自在に操る、龍神族の中でも最大のパワーを誇る戦士。火を司る燈色の宝玉を持ち、飛竜形態への変形が可能です。武器は超龍斧（ちょうりゅうふ）。

邪神族

邪帝黒龍角（じゃてい こくりゅうかく、JATEI KOKURYUUKAKU）
「天空の6宝玉」のうち生命の宝玉を奪い、帝王世界（マスターワーズ）を制圧するため、魔神軍団・邪神族を組織します。
虎王邪虎丸（タイガーマスターじゃこまる、Tiger Master JAKOMARU）
邪神族の三大幹部の一人。第5の龍神族であるという噂も存在します。背中に翼を持ち、邪虎変形態に変形します。
ドンゴロ（DONGORO）
邪神族の三大幹部の一人。
ガッタイダー（GATTAIDER）
邪神族の三大幹部の一人。
闇帝龍神丸（ダークマスターりゅうじんまる、Dark Master RYUUJINMARU）
邪帝黒龍角が剣王龍神丸に対抗するために、生命の宝玉を分け与えて創造した魔神。暗黒をエネルギー源とするため、剣王龍神丸を凌駕するパワーを持つと言われています。黒龍角から金色の龍撃剣と黒龍の盾を授けられています。
ツインカーメン（TWINKHAMUN）

メディアミックス展開

小説
荒川稔久が執筆し、鵜飼美樹と岡本英郎がイラストを担当。1991年に大陸書房のネオファンタジー文庫から出版されました。龍神丸をはじめとする魔神たちがリアル頭身で描かれ、テレビシリーズとは異なるオリジナルストーリーが展開されました。しかし、出版社の倒産により2巻で未完となっています。
漫画
たかや健二による漫画版が、別冊コロコロコミックスペシャルで『ソードマスター剣王龍神丸』のタイトルで1990年10月から1991年6月まで連載されました。
プラモデル
当初はガレージキットが先行して発売され、その後タカラからもプラモデルとして剣王龍神丸、闇帝龍神丸、龍帝龍星丸、魔導王龍星丸が発売されました。

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