足立和也

足立和也：日本のカヌー選手

足立 和也（あだち かずや）は、1990年10月23日生まれの日本のカヌー選手であり、2020年東京オリンピックの日本代表選手でもあります。神奈川県相模原市出身で、現在はヤマネ鉄工建設に所属しています。

来歴

足立選手のカヌーとの関わりは幼少期から始まりました。彼が通っていた幼稚園では、アウトドア活動が盛んに行われており、本人によれば「記憶がないほど小さい頃」からカヌーに触れていたそうです。彼は幼稚園の教員が開いていたカヌースクールに参加し、小学校6年生の時には初めて大会に出場しました。

その後、高校3年生になった際、18歳以下の世界大会で日本代表として出場し、大きな経験を積むこととなりました。卒業後は駿河台大学に進学し、大学時代には日本代表Bチームとしてワールドカップやその他の国際大会にも挑戦。しかし、彼は思うような成績を残せず、その差を痛感しました。結果として、大学3年時には競技に専念するとの決意から退学しました。

その後、足立選手は指導を受けたコーチ市場大樹が活動拠点としていた山口県萩市に移住。レストランでアルバイトをしながら、阿武川特設カヌー競技場を拠点に練習を重ねる日々が始まりました。

競技成績

2012年には日本選手権で初優勝を果たし、2013年、2014年には2年連続で優勝し、通算3連覇を達成しました。2014年にはアジア競技大会で金メダルも獲得し、キャリアの中でも大きな成果を収めました。さらに、2016年には日本人として初めてワールドカップ決勝に進出し、3位入賞をしました。これはこの種目において日本にとって初のメダル獲得となりました。

その後の2017年のワールドカップでも3位に入賞し、2018年アジア競技大会では銀メダルを獲得するなど、着実に成績を上げていきました。2019年にはNHK杯兼日本代表選手権大会で4位に入賞し、東京オリンピックの代表選手に内定しました。

移住後は（公財）山口県体育協会に所属していましたが、2020年10月1日に長門市の建設会社、ヤマネ鉄工建設に所属を変更しました。

2020年の東京オリンピックではカヌー・スラローム男子カヤックシングルに出場し、準決勝で101.60点の成績を残しましたが、決勝には進むことができませんでした。それでも彼の挑戦は多くの人々に感動を与え、今後の活躍が期待されています。

公式リンク

彼の競技生活や最新情報については、公式サイトや各種SNS等で発信されています。これらのリンクを通じて、足立和也選手のこれからの挑戦を応援しましょう。

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