跡部 (三木市)
跡部（あとべ）の概要
跡部は兵庫県三木市に位置する大字で、郵便番号は673-0401です。この地域は久留美地区の北東部にあたります。三木市の中心から北へ進んだ地点にあり、自然環境が豊かな場所である点が特徴です。美嚢川の中流右岸に広がる平野部と、山地の麓が接しており、地域の景観が多様です。
地理的特徴
跡部は、かつて「久米部」と呼ばれていた集落の一部で、歴史的な背景を持っています。1492年には菩提寺が建立され、その後の三木合戦で消失したものの、現在は薬師堂が鎮座しています。跡部の地名は、「久米部」にかつて住んでいた人々の屋敷跡から来ているとされています。
地域の南側には兵庫県営跡部団地が広がり、住宅地と農地が混在しています。一方、北側には山地があり、そのふもとには多くのため池が点在します。東側は久留美と府内に接しており、西側や南側は加佐、北側には小野市匠台と接しています。
歴史的背景
跡部には古墳群や常連寺跡が存在し、武蔵坊弁慶の足跡が刻まれた石仏が現存しています。この石仏は1184年2月、三草山において平家を追う際に弁慶が踏みしめたとされるもので、歴史的にも重要な意味を持っています。
町村制施行前の歴史的出来事としては、1184年に武蔵坊弁慶の足跡がこの地に残されたことや、1492年には菩提寺が設立されたことが挙げられます。町村制施行後は、1951年に三木町に編入され、1954年には新たに三木市となり、跡部として知られるようになりました。
設備と地域の施設
跡部にはいくつかの重要な施設があります。代表的なものとして若宮八幡神社や跡部公民館があります。特に三木市営跡部団地は、1958年に完成し、1998年には建て替えも行われた住居施設です。また、過去には三木町立久留美中学校も存在していましたが、今は閉校しています。
交通事情
跡部には公共交通機関が通っていないため、交通手段としては自身の車や自転車が一般的です。ただし、近隣を通る山陽自動車道があるため、自動車によるアクセスは良好です。地域の静けさと自然の豊かさが相まって、住み心地の良い環境を提供しています。
参照文献
知識の補足として、以下の文献が参考になるでしょう。
これらの資料から、跡部のさらなる歴史や文化について学ぶことができます。
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