跪いて足をお嘗め

ALI PROJECTの「跪いて足をお嘗め」は、2007年6月13日にLantisからリリースされた20枚目のシングルです。作詞を宝野アリカ、作曲を片倉三起也が手掛けています。

この楽曲は、TBSで放送されたアニメ『怪物王女』のエンディングテーマとして使用されました。オリコンデイリーランキングでは、シングル『聖少女領域』と同様に初登場6位を獲得しています。

作詞を担当した宝野アリカは、当初控えめな楽曲を提供しようと考えていましたが、『怪物王女』のヒロインである姫（リリアーヌ）がチェーンソーなどの武器を使用することや、作品のハードな世界観に合わせて、過激な歌詞にしたと語っています。タイトルや歌詞は一見すると過激ですが、宝野アリカ自身は、歌詞の中に隠された純粋な思いを込めていると述べています。タイトルの候補には「女王様とお呼びなさい」などストレートなものもありましたが、「跪いて足をお嘗め」の方が歌詞の世界観が広がるという理由で決定されました。

シングルのジャケットでは、宝野アリカが濃いめのメイクを施し、ボンデージに身を包み、縄で縛られた姿を披露しています。このメイクは、宝野アリカが敬愛する画家、金子國義の描く女性をイメージしているとのことです。また、宝野アリカはジャケット撮影を「初体験の○○」と表現しています（緊縛のことと推測されます）。さらに、『怪物王女』の音楽制作には、ALI PROJECTのメンバーである片倉三起也も参加しています。

2010年1月13日に発売されたベストアルバム『La Vita Romantica』の初回限定版には、「跪いて足をお嘗め」の撮り下ろしPVが収録されています。

収録曲

1. 跪いて足をお嘗め [4:13]
2. 最愛なる魔王さま [4:23]
AメロにはMiguel Manzanoの『Spanish Preludes Nostalgic Song』が引用されています。
3. 跪いて足をお嘗め（instrumental）
4. 最愛なる魔王さま（instrumental）

作詞: 宝野アリカ（全曲）
* 作曲・編曲: 片倉三起也（全曲）

「跪いて足をお嘗め」は、ALI PROJECTの耽美で退廃的な世界観を色濃く反映した楽曲であり、アニメ『怪物王女』の世界観とも見事に調和しています。

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