車輪の国、悠久の少年少女

車輪の国、悠久の少年少女

2007年1月26日、あかべぇそふとつぅより発売された、『車輪の国、向日葵の少女』のファンディスクです。前作の主人公、森田賢一とヒロインたちのその後を描く「ヒロイン編」と、賢一の試験官である法月将臣の過去に焦点を当てた「法月編」の二部構成で、さらに「法月編」クリア後には、前作で命を落とした南雲えりにまつわる「番外編：骨休め」と「大番外編：森田の夏休み」を楽しむことができます。

法月編：過去と罪の物語

「法月編」では、特別高等人となる前の法月将臣の物語が描かれます。ある夜、一枚の通達書を目にした将臣は、そこに記された最愛の女性の名前を目にし、自身の過去と向き合うことになります。愛する女性との別れ、そして、その過去が彼の人生に刻んだ深い傷跡、罪とは何かを問いかける重厚な物語が展開します。

登場人物：法月編

阿久津将臣（あくつ まさおみ）：後の法月将臣。特別高等人候補生。貧しいながらも、試験で高い成績を収める。意外な一面も持ち合わせています。
樋口三郎（ひぐち さぶろう）：阿久津将臣の親友。勘の鋭さとハッタリで生き延びる人物。最終試験まで残った奇跡の男。SF小説好き。
アリィ・ルルリアント・法月（アリィ・ルルリアント・ほうづき）：特別高等人。異民とのハーフ。最終試験の指導教官。阿久津将臣を後継者として育成しようとしています。
雑賀みぃな（さいか みぃな）：常に笑顔を装い、私生活を許されない少女。将臣に監視されながらも、彼への恋心を抱くようになります。
健（けん）：三郎が拾ってきた赤ん坊。後の森田賢一。

ヒロイン編：新たな日々

「ヒロイン編」では、前作でそれぞれの「義務」を解放されたヒロインたちと賢一の日常が描かれます。

なっちゃんルート（日向夏咲）：賢一と共同生活を送る夏咲。亡き三郎の手紙をきっかけに、宝探しが始まります。
さっちゃんルート（三ツ廣さち）：絵の修行のため各地を転々とするさち。海外での活動を通して新たな試練に挑みます。
とーかルート（大音灯花）：料理人への道を進む灯花。学園での料理大会に参加します。
お姉ちゃんルート（樋口璃々子）：弟の成長を見守る璃々子。都会への出発準備を進めます。

登場人物：ヒロイン編

森田賢一（もりた けんいち）：主人公。元特別高等人候補生。
日向夏咲（ひなた なつみ）：賢一と生活を共にするヒロイン。「恋愛できない義務」を解消されました。
三ツ廣さち（みつひろ さち）：「1日が12時間しかない義務」を解消。
大音灯花（おおね とうか）：「大人になれない義務」を解消。料理の腕前が向上しています。
樋口璃々子（ひぐち りりこ）：賢一の姉。
南雲えり（なぐも えり）：番外編に登場。賢一の恋人として描かれる。
まな（まな）：さちが名付けた名前。
卯月セピア（うづき せぴあ）：謎多きキャラクター。
大音京子（おおね きょうこ）：灯花の母。学園の教師。

スタッフ

原画・キャラクターデザイン：有葉
企画・シナリオ：るーすぼーい
* 音楽：tiko-μ, Morrigan, 如日, まつ

このファンディスクは、前作の感動を再び味わえるだけでなく、新たな物語とキャラクターたちの魅力を堪能できる、ファン必携の一品です。

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