軍検事ドーベルマン

『軍検事ドーベルマン』

韓国のテレビシリーズ『軍検事ドーベルマン』は、2022年2月28日から4月26日までの期間にtvNで放送されました。この作品は全16話から成り、放送中には高い視聴率を記録し、特に2022年上半期のtvN月・火ドラマ視聴率ランキングで第1位に輝くという大ヒットとなりました。

概要

本作は韓国初となる軍法廷と軍検事のストーリーを中心に展開され、スタイリッシュかつ洗練された演出が目を引きます。脚本は、韓国ドラマ界最高峰の脚本家によって手掛けられており、スピーディーな展開が特徴です。監督を務めたのは『バッドパパ』や『重罪』などで知られるチン・チャング氏で、脚本家は『無法弁護士～最高のパートナー』のユン・ヒョンホ氏です。特に、主演のアン・ボヒョンは作品内で重要な役割を担い、彼のキャスティングは彼以外考え付かなかったというほど、高い評価を受けています。

このドラマは放送開始から好スタートを切り、初回の視聴率は5.3%でした。その後も右肩上がりで視聴率を上げ続け、最終回には10.1%を記録しました。全チャンネルの同時間帯の月・火ドラマの中で、堂々の第1位を獲得し、特に第9話はサッカーW杯中継による影響で1週遅れの放送となるなど、多くの注目を集めました。

あらすじ

物語は、金銭に忠誠を誓う腐敗した軍検事ト・ベマン（アン・ボヒョン）と、軍法を重んじる新任の軍検事チャ・ウイン（チョ・ボア）の出会いから始まります。ト・ベマンは、幼少期に両親を失った経験から、軍隊への淡い憧れを抱いていましたが、結果として腐敗した道を選んでしまいます。一方、チャ・ウインは亡き父の会社を奪い取った者たちへの復讐心から軍検事となり、金目当てで軍法を無視するト・ベマンに対して、共通の敵に立ち向かう決意を固めます。

登場人物

• - ト・ベマン（アン・ボヒョン）

陸軍第4師団所属の軍検事で、自身の利益を追求する腐ったキャラクターですが、内心では強い正義感を抱いています。

• - チャ・ウイン（チョ・ボア）

新米法務将校で、復讐のために軍検事となった若き女性。言動は一見冷静ですが、潜む熱い意志があります。

• - ノ・ファヨン（オ・ヨンス）

軍人として優れた能力を持つ初の女性師団長。彼女は腐敗した組織内で中心的な役割を担います。

• - ヨン・ムング（キム・ヨンミン）

悪徳弁護士で、ト・ベマンをスカウトした人物。権力や金のためなら手段を選ばない冷酷なキャラクターです。

• - ノ・テナム（キム・ウソク）

MIディフェンスの若き会長。社会性に欠け、特異な行動を取る彼のその背景には多くの陰謀があります。

日本での放送

日本では2022年10月、衛星劇場にて放送が決定しました。そして、9月17日には主演のアン・ボヒョンが来日し、記者会見や第1話試写会、スペシャルトークショーが行われ、多くのファンを魅了しました。

『軍検事ドーベルマン』は、法廷ものの新たなスタイルを確立し、登場人物たちが繰り広げる正義の闘争から目が離せない作品です。

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