辛夷第二幕

こぶしファクトリー、最後のアルバム『辛夷第二幕』：充実の楽曲と多彩な収録内容

2019年10月2日、アイドルグループこぶしファクトリーは、2枚目のオリジナルアルバム『辛夷第二幕』をリリースしました。このアルバムは、彼女たちの音楽活動を象徴する作品であり、グループの活動終了（2020年3月30日）を前に、その集大成と言える内容となっています。

『辛夷第二幕』は、初回生産限定盤A、初回生産限定盤B、通常盤の3形態で発売されました。それぞれ異なる特典が用意されており、ファンにとっては何を手に入れるか悩む、嬉しい悩みが生まれる仕掛けとなっています。

初回生産限定盤Aには、2019年7月31日にOTODAMA SEA STUDIOで行われたライブ『OTODAMA SEA STUDIO 2019 supported by POCARI SWEAT こぶし夏の念!!』の模様を収録したDVDが付属しています。このライブ映像には、野村みな美によるオーディオコメンタリーも収録されており、ライブをさらに深く楽しむことができます。

一方、初回生産限定盤Bには、こぶしファクトリーの楽曲に加え、モーニング娘。の代表曲「LOVEマシーン」を含む、アカペラカバー曲を収録したCD『辛夷無伴奏合唱（アカペラ）集』が付属。彼女たちの卓越した歌唱力を改めて確認できる貴重な一枚です。アカペラアレンジは杉田篤史氏（INSPi）が担当し、新たな魅力を引き出しています。

アルバムには、これまでにリリースされたシングル曲に加え、新曲も多数収録されています。各メンバーの個性を際立たせたソロ楽曲や、グループ全体の息の合ったパフォーマンスが光る楽曲など、バラエティに富んだ楽曲が収録されているのも特徴です。

楽曲制作には、数多くのアーティストが参加しています。作詞には、井筒日美氏、児玉雨子氏、つんく氏など、作曲には、星部ショウ氏、中村瑛彦氏、中島卓偉氏などが名を連ねています。編曲も、浜田ピエール裕介氏、イイジマケン氏、平田祥一郎氏など、実力派アーティストが担当しており、楽曲の高いクオリティを支えています。

特に注目すべきは、先行配信された「Yes! We are family ～FC町田ゼルビアver.～」です。この楽曲は、サッカークラブFC町田ゼルビアとのコラボレーションによるもので、地域との繋がりを大切にするこぶしファクトリーの姿勢が感じられる一曲です。

『辛夷第二幕』は、こぶしファクトリーの音楽性、歌唱力、そしてパフォーマンスを余すことなく詰め込んだ、まさに集大成と言えるアルバムです。活動終了という節目を迎えるにあたり、彼女たちの軌跡を凝縮したこのアルバムは、ファンにとってかけがえのない宝物となるでしょう。

また、各楽曲には、参加ミュージシャンに関する詳細な情報も公開されており、制作過程への関心を深めることができます。例えば、『Come with me』では、川口千里氏（ドラム）、植松慎之介氏（ベース）、半田彬倫氏（ピアノ）など、著名なミュージシャンが参加しています。その他楽曲も、多くの経験豊富なミュージシャンが参加しており、楽曲のクオリティを支えています。これらの情報は、ライナーノーツや公式ウェブサイト、そしてレコーディングの様子を収めた動画などで確認することができます。

アルバムは、彼女たちの音楽への情熱と、ファンへの感謝の気持ちが込められた、まさに珠玉の作品と言えるでしょう。そして、このアルバムが、こぶしファクトリーの歴史に新たな1ページを刻んだことは間違いありません。

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