辻井啓伺

辻井 啓伺（つじい けいじ）

辻井啓伺は、1963年1月12日生まれの日本のスタントマン、アクションコーディネーター、スタントコーディネーターです。彼は有限会社STUNT JAPANの代表であり、スタントチームの一員として多くの作品に貢献してきました。辻井氏は、彼のニックネーム「つじモン」としても知られています。

身体的特徴と言われるスタントの多様性

身長166cmという小柄な体格を持つ辻井氏は、スーパー戦隊シリーズなどで女性のスタントを務めることがありました。彼自身はガッシリとした体型であるため、女性のスタントを演じることには共演者の竹田道弘から「可哀想」とも言われることもあったようです。

スタントコーディネーターとしての経歴

彼のスタントコーディネーションのキャリアは、三池崇史監督の作品が多数を占めており、彼の技術やセンスが高く評価されています。辻井氏の経歴は以下のように多岐にわたります。

• - 1981年：ジャパンアクションクラブに入団し、スタントマンとしての道を歩み始めました。
• - 1985年：ワイルド・スタント・チームの設立メンバーとなります。
• - 1991年：スーパー・アクション・メガシステムを設立。
• - 2001年：スタントチームゴクウを設立し、これを基にSTUNT TEAM Gocooに名を変えます。
• - 2005年：有限会社スタントジャパンを設立し、代表に就任しました。
• - 2021年：ジャパン・アクション・ギルドを設立メンバーとして迎え、業界での立場を確固たるものとしました。

スタントマンとしての活動

辻井氏は数多くの特撮作品や映画、テレビドラマに参加してきました。

スタント出演の主な作品

• - 太陽戦隊サンバルカン（1981年）：マシンマン、モンガー
• - 宇宙刑事ギャバン（1982年）：ベム怪獣
• - 科学戦隊ダイナマン（1983年）：進化獣、シッポ兵
• - 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦（2012年）
• - ゴジラvsデストロイア（1995年）：特殊部隊隊員

彼はまた、アクション監督としても名を馳せており、「武勇伝」や「妖怪大戦争」などの作品でその腕前を発揮しています。特に、三池監督とのコラボレーションが多く見られ、彼のスタントコーディネートは作品の成功に貢献しています。

主なコーディネート作品

辻井氏が関与した代表的な映画やテレビドラマには以下のものがあります：

• - 妖怪大戦争（2005年）：監督は三池崇史。
• - クローズZEROシリーズ（2007年、2009年）：アクション監督を担当。
• - 土竜の唄 潜入捜査官REIJI（2014年）：スタントコーディネーター。
• - 鎌倉殿の13人（2022年）：殺陣武術指導を行いました。

彼のスタント業界での足跡は非常に大きく、多くの作品において重要な役割を果たしています。今後もその技術や経験を活かし、更なる活躍が期待されるでしょう。

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