辻凪子

辻凪子（つじ なぎこ）

辻凪子は、1995年9月1日生まれの日本の女優および映画監督です。大阪府で生まれ育ち、高校では芸能文化科を専攻し、その後は京都造形芸術大学の映画学科俳優コースを卒業しました。在学中から数多くの舞台やインディーズ映画に参加し、芸能界での基盤を築いていきます。特に2015年に大阪で行われた第11回シネアスト・オーガニゼーション大阪で俳優特待生に選ばれ、映画『誰もわかってくれない』に初出演することで、そのキャリアに大きな一歩を踏み出しました。

女優としての活動の中でも、特に際立ったのはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』や『わろてんか』への出演です。特に『わろてんか』では小豆沢とわ役を演じ、注目を集めました。2018年から東京に進出し、日々新たな挑戦を続けています。2021年には、DASHという事務所に所属し、令和の喜劇女優としての道を歩み始めました。

映画監督としての顔

辻は女優業だけではなく、映画監督としてもその才能を発揮しています。大学時代に監督した作品『ゆれてますけど。』はロンドンの国際映画祭に入選し、さらなる評価を受けます。また、2017年に監督・主演を務めた短編『ぱん。』は、MOOSIC LAB 2017でグランプリを受賞し、同年に開催されたゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]でもグランプリを獲得しました。これにより、彼女は業界内での地位を固めていきました。

監督としての作品の中には、商業映画への進出も見られます。2019年には、ミライスカート主演の『クレイジーアイランド 奈緒美の愛と青春と狂気の爆走ロード』で監督と脚本を担当しました。また、2022年には『I AM JAM ピザの惑星危機一髪！』という無声映画を手掛けました。さらには、活弁という新しいスタイルでも作品を展開しています。

人物と趣味・特技

辻はその身長158cm、スリーサイズB81cm、W68cm、H87cmで、自然体な魅力を持っています。趣味には絵を描くことがあり、特技は落語、三味線、ピアノ、タンバリンと、非常に多彩です。このような興味や技能は、彼女の演技や作品にも反映されており、ユーモアや独自の視点を感じさせます。英国のコメディ「MR.ビーン」に憧れ、コメディエンヌを目指していたという背景も、彼女の作風に影響を与えています。

活動の幅を広げる辻凪子

年間に1本は映画を制作したいと願う辻の姿勢は、女優業と映画監督業の両立を目指していることが見て取れます。彼女は、伊丹十三や大林宣彦の作品に憧れ、自身の作品作りにおいてもその影響を色濃く反映させています。今後の活躍が非常に楽しみなクリエイターであり、日本のエンターテインメント界に新たな風を吹き込んでいる存在です。

辻凪子の独自の視点も含め、彼女の活躍をぜひこれからも注目していきたいと思います。

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