『近松青春日記』
『近松青春日記』(ちかまつせいしゅんにっき)は、
1991年9月6日から
11月29日までNHKで放送された時代劇で、全13話から構成されています。この作品は、
近松門左衛門の若き日々を描いたものであり、彼が育った大坂の下町に焦点を当てています。
あらすじ
本作は、
近松門左衛門が
井原西鶴や松尾芭蕉と並ぶ「元禄文化」の重要な担い手であることを背景に、その青春時代の多感な日々を描写しています。近松は、愛や人生に悩みながら過ごしており、彼の成長過程が情感豊かに表現されています。この時代劇では、
近松門左衛門の作品が下敷きとなっており、彼の青春と葛藤がリアルに描かれています。
キャスト
スタッフ
本作の脚本は布施博一が担当し、音楽は
渡辺俊幸が手がけました。演出には大森青児、宮崎純、内藤慎介などが関与し、
NHK大阪放送局によって制作されました。
放映リスト
各話には以下のようなサブタイトルが付けられています:
- - 悲しい嘘
- - 兄妹
- - 幼なじみ
- - 女ごころ
- - 影の男
- - まことの恋
- - 二人の女
- - 誘惑
- - 母と子
- - 幻の女
- - あやまち
- - 偽証文
- - 旅立ち(最終回)
主題歌
本作品の主題歌は「ずっと遠くで」です。作詞は
上田正樹、作曲は剛本朗が担当し、歌も
上田正樹が歌い上げています。
備考
『近松青春日記』が終了した後、しばらくの間、NHKの連続時代劇は大河ドラマ以外お休みとなり、次回作は1992年4月から放送される「
腕におぼえあり」となります。
このドラマは、
近松門左衛門の人間性や創作への思いを深く掘り下げた作品であり、見る人に感慨を与え、彼の文学がどのように育まれたのかを感じさせるものとなっています。