近畿大学附属新宮高等学校・中学校

近畿大学附属新宮高等学校・中学校

近畿大学附属新宮高等学校・中学校は、和歌山県新宮市に位置する私立の中高一貫校です。略称としては、近中、近高、または近大新宮などが使われています。この学校は地域内で唯一の私立教育機関として、優れた学習環境を提供しています。

学校の特徴

この学校は、少人数制を採用しており、国公立大学および難関私立大学への現役合格率が非常に高いことで知られています。例えば、エール出版社の『失敗しない中高一貫校選び』では、特に英語や日本語教育、さらにはチューター制度が高く評価されています。これらの取り組みのおかげで、全国基準ではA3の一流進学校と格付けされています。

本校には寮があり、遠方からの生徒も安心して通学できる環境が整っています。2007年度には学生食堂が新設され、学校ブログも開設され、コミュニケーションの場が広がりました。また、台湾の中学校と姉妹校提携を結んでおり、国際的な交流も積極的に行われています。

2010年度からは、フロンティアコースにおいて近畿大学水産研究所と連携し、水産養殖講座を実施。学校改革のスローガンとして「Do It First！！」が掲げられ、生徒たちが自ら挨拶や身だしなみ、校内の清掃に心を砕くような活動が普及しています。このような取り組みが浸透し、登下校時には教師や仲間に自発的に挨拶をする光景が日常化しています。

進路実績

進路実績としては、毎年東京大学などの旧帝国大学や医学部医学科への進学者を輩出しています。部活動に取り組みながら難関大学を目指す生徒も多いため、バランスよく学業と課外活動を両立できる環境が整っています。具体的な国公立大学の合格実績には、一橋大学や東京医科大学などがあり、私立大学でも早稲田大学や慶應義塾大学への合格者を多く輩出しています。

学校活動

部活動も盛んで、高校の卓球部はインターハイ出場を果たし、空手道部、吹奏楽部、ならびにサッカー部なども活躍しています。吹奏楽部はコンクールで金賞や銅賞を受賞しており、卓球部と空手道部は県内大会での優秀な成績を残しています。また、国体などの場でも多くの生徒が名前を上げています。さらに中学生も日本学生科学賞での受賞経験があり、学問的な活動にも積極的です。

学校の歴史

1963年に近畿大学附属新宮女子高等学校として開校し、その後1980年に共学化を果たしました。1991年には中学校が併設され、この時より中高一貫校としての運営が開始されました。時代の変遷に応じて様々なコースが設置され、特別進学コースやアグレッシブ・フロンティアコースが新たに開設されています。2013年には創立50周年を迎え、長い歴史を有する教育機関として地域に根付いています。

制服と校内文化

制服については、男子生徒は夏用・冬用それぞれの服装が用意されており、女子生徒も同様に季節に応じた制服が設定されています。その他、年間行事も多岐にわたるため、生徒たちは活発に活動している様子です。これにより、教育と共に生徒間の絆も深まる傾向があります。

このように近畿大学附属新宮高等学校・中学校は多様な教育プログラムと活発な学校活動を通じて、生徒たちに学びの場を提供し続けています。

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