近藤一樹

近藤 一樹（こんどう かずき）

近藤一樹は1983年7月8日、神奈川県相模原市に生まれた元プロ野球選手であり、現在はコーチおよび解説者として活躍しています。彼は右投げ右打ちの投手として、高校時代から抜群の成績を残し続け、プロ入り後も多くの記録を打ち立てました。

経歴

近藤は小学3年生で野球を始め、大野台アニマルズに入団。その後、中学校では「相模原ホワイトイーグルス」での活躍を経て、日大三高に進学。3年生の時にはエースとして選抜高等学校野球大会と全国選手権に春夏連続で出場し、特に1983年の選手権では、同校を初優勝に導く大活躍を果たしました。

2001年、近藤は大阪近鉄バファローズからドラフト7巡目で指名されてプロ入り。これは高校の同級生たちが同年に指名された史上最多タイ記録の一部でもありました。

近鉄時代

プロ入り初年度の2002年から数年の間、近藤はウエスタン・リーグでリリーフとして登板を重ねていきました。特に2004年には、プロ初先発となったオリックス戦での勝利を収め、シーズン終了後にはオリックス・バファローズへ移籍しました。

オリックス時代

オリックスでは多くの近年の記録を更新し、特には2007年にウエスタン・リーグで最多勝と最高勝率を獲得。2008年には一軍初勝利を挙げ、10勝を達成しました。2009年にはシーズン中に様々な課題を抱えつつも、開幕から先発ローテーションとして活躍し続けました。

ヤクルト時代

2016年、近藤は東京ヤクルトスワローズに移籍し、一時的な不振を乗り越えてプロ初セーブを記録しました。2018年には最優秀中継ぎ投手に輝き、さらなる中継ぎとしての存在感を示しました。地域貢献も行いながら、選手としての力を発揮していました。

引退後の活動

2020年に現役を引退した近藤は、独立リーグの香川オリーブガイナーズで選手兼任コーチとして契約。ここで若手選手への指導に力を入れ、翌年も続けることが発表されました。しかし、2022年には契約満了となり、退団しました。

その後、2023年からは関メディベースボール学院のコーチとして選手の育成に力を注ぎつつ、解説者としても活動しています。

社会貢献

近藤は2009年よりNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」にも関与し、シーズン中の投球数に基づいてポリオワクチンを寄付してきました。

投手としての特徴

彼の投球スタイルは、リリース後に右足が跳ね上がる独特なフォームが特徴で、オリックス時代には150km/hに迫る直球を武器にし、一方でヤクルトでは140km/h台の直球やスライダーを駆使しました。愛称は「コンちゃん」で、多くのファンに親しまれています。

以上のように、近藤一樹は選手及び指導者として多岐にわたる影響力を持ち続けており、今後の活動にも期待が寄せられています。

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