近藤信司

近藤信司

近藤信司（こんどう しんじ、1948年2月9日 - ）は、日本の文部官僚であり、公益財団法人文教協会の代表理事を務めています。彼は長年にわたり文部科学省（旧文部省）において要職を歴任し、日本の教育行政に多大な貢献をしてきました。その功績が認められ、2019年には瑞宝重光章を受章しています。

人物と経歴

1971年に文部省に入省後、近藤氏は岡山県への出向、中学校教育課、体育課での課長補佐を経て、1990年には初等中等教育局小学校課長に就任しました。その後も健康教育課長、大学課長と要職を歴任し、大臣官房三課長の一つである大臣官房総務課長を務めました。2000年には大臣官房長に昇進、生涯学習政策局長、初等中等教育局長を経て、文部科学審議官（文教担当）となりました。

2006年には、河合隼雄の病気退任を受けて文化庁長官に就任しました。文化庁長官退任後は、2007年に国立教育政策研究所長、2009年から2013年まで国立科学博物館長を務めました。また、公益財団法人「文教協会」の代表理事としても活動しています。

近藤氏は、栄光学園高等学校を卒業後、東京大学法学部を卒業しています。

略歴

1971年7月：文部省入省。大学学術局大学課に配属
1973年4月：初等中等教育局教科書管理課
1975年7月：体育局学校給食課指導計画係長
1977年4月：大臣官房会計課総務班法規第二係長
1979年4月：岡山県教育委員会文化課長
1981年4月：臨時行政調査会調査員
1983年4月：初等中等教育局中学校教育課課長補佐
1984年11月：体育局体育課課長補佐
1985年12月：大臣秘書官事務取扱
1986年7月：大臣官房総務課副長
1988年6月：高等教育局私学部私学行政課専修学校企画官
1988年7月：生涯学習局生涯学習振興課専修学校教育振興室長
1990年1月：初等中等教育局小学校課長
1992年7月：体育局学校健康教育課長
1994年7月：高等教育局大学課長
1996年7月：大臣官房総務課長
1997年7月：大臣官房審議官（初等中等教育局担当）
1998年7月：文化庁次長
2000年6月：文部省大臣官房長
2001年1月：文部科学省生涯学習政策局長
2003年7月：初等中等教育局長
2004年7月：文部科学審議官
2006年11月1日：文化庁長官
2007年5月：国立教育政策研究所長
2009年8月1日：国立科学博物館長
2013年3月31日：国立科学博物館長退職

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