近藤弘基

近藤弘基: 元プロ野球選手のプロフィール

近藤弘基（こんどう ひろき、1993年2月12日生まれ）は、愛知県名古屋市東区出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投右打の選手でした。彼の実父である近藤真市もプロ野球選手であり、中日ドラゴンズに在籍していたため、親子で同じチームに所属した経歴があります。

経歴

プロ入り前

近藤は小学校3年生の時に野球を始めました。その後中学校では軟式野球部に所属しましたが、練習があまり好きではないという一面も持ち合わせていました。進路に悩んでいた中学3年生の時に、父の登板した高等学校野球選手権のビデオを観たことがきっかけで、享栄高等学校に進学することを決意。高校生活では野球に没頭し、2年生でベンチ入りし副主将も務めましたが、甲子園出場には至りませんでした。卒業後は名城大学の法学部に進学し、大学野球部でキャリアを積み重ねます。

大学では最初の2年間は三塁手と外野手を兼任し、その後外野手専任になり、愛知大学リーグでの成績を残したことからレギュラーに定着。特に3年次には春・秋の両方でベストナインに選出されるなど、存在感を示しました。4年時にはキャプテンを務め、春季リーグ戦では敢闘賞を受賞するなど輝かしい実績を残しました。さらに選抜チームにも選ばれるなどの活躍を見せました。

中日時代

大学を卒業後、近藤は実父が在籍する中日ドラゴンズから育成選手としての道を選び、2014年のNPB育成ドラフトで4巡目指名を受けて入団。初めての背番号は213でしたが、2016年には支配下登録され、背番号が67に変更されました。

プロ入り初年度の2015年は二軍での出場が22試合にとどまりましたが、2016年には支配下登録後、プロ初スタメンを果たしました。対読売ジャイアンツ戦でプロ初安打を記録し、その後の試合では初本塁打も達成しました。しかし、以降の年は出場機会が減少し、最終的には2019年までの在籍期間中に支配下登録後の一軍出場がありませんでした。引退を決意したのは、2019年10月のことで、同年の年齢が父と同じだったことが印象的でした。

現役引退後

近藤は2020年シーズンから中日ドラゴンズの球団職員として二軍のサブマネジャーを務めています。このポジションで、彼は今も野球に関わり続けており、実父も別の役割で同じチームに関わっていることから、親子で同じ球団に所属するという特異な関係が生まれました。

選手としての特徴

近藤はパンチ力のある中距離打者であり、外野守備においてはその初動の速さと広い守備範囲が持ち味です。50メートル走を6秒1、遠投を120メートル記録しており、高い身体能力を備えています。愛称は「ジュニア」として親しまれています。

さらに、幼少期には野球の他にも水泳、ピアノ、そろばんを習うなど、多才な一面を持つ選手です。

このように、近藤弘基はプロ野球選手としてのキャリアを経て、現在は球団職員として新たな道を歩んでいます。

もう一度検索