近藤隆正

近藤隆正のプロフィール

近藤 隆正（こんどう たかまさ、1941年9月19日生まれ）は、大分県津久見市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手であり、右投右打の選手として知られています。

幼少期と高校時代

近藤はみかん農家の家に生まれ育ちました。津久見高校に進学した際にはエースとして活躍し、1958年の秋季大会では九州大会へと進出しました。準決勝では久留米商業に対峙し、延長11回に及ぶ熾烈な戦闘の末、惜しくも敗れました。翌年、1960年の夏には大分県大会で5番投手として優勝を果たしますが、続く中九州大会の決勝戦では、末次民夫選手が在籍する鎮西高校に0対5で敗れ、甲子園出場の夢は叶いませんでした。

プロ野球選手としてのキャリア

1960年、近藤は名門・読売ジャイアンツに入団しました。1年目から一軍に昇格し、7月7日の阪神戦でプロ初登板を果たします。この試合では木戸美模選手の後を受けてマウンドに上がりますが、藤本勝巳選手に本塁打を打たれてしまいました。さらに、同月20日には国鉄戦で初先発しましたが、初回で打たれたため早々に降板する結果となりました。

3年目の1962年ごろからは、打撃投手として活動していた時期もあった近藤は、特に“長嶋の恋人”として知られるようになりました。しかし、その後は選手としての出場機会が次第に減少し、1963年をもって退団することになりました。近藤の投球スタイルは制球力が高く、特徴的な大きな落差を持つドロップボールを武器にしていました。

引退後の生活

プロ野球選手を退団した後は故郷に戻り、運送会社に勤務。その後、臼杵市役所に職を得て新たな人生を歩みました。プロとしての華やかな時代を経た彼は、地元での仕事を通じて地域に貢献してきました。

まとめ

近藤隆正は、看板選手がひしめく読売ジャイアンツにおいて短い間ながら活躍したプロ野球選手です。彼の野球人生は、高校時代の苦悩からプロ入団、そしてその後の地元での人生へと続いています。選手としての成功と苦労を経て、彼は地域に根差した生活を送り続けることで、野球界の一員としての影響力を持ち続けています。

詳細情報

年度別投手成績

• - 背番号: 49（1960年 - 1963年）

脚注

参考文献

• - 岩川隆『0割0分0厘ひとり旅』潮出版社、1980年

関連項目

• - 大分県出身の人物一覧
• - 読売ジャイアンツの選手一覧

外部リンク

• - 個人年度別成績 近藤隆正 - NPB.jp 日本野球機構

もう一度検索