迷える魂を喰らう者

迷える魂を喰らう者 (Bastion of Broken Souls)

ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版ルールを採用したロールプレイングゲーム用アドベンチャーモジュール「迷える魂を喰らう者」は、プレイヤーキャラクターたちが強大なドラゴン、アシャーダロンに立ち向かう壮大な物語です。

あらすじ

グレート・ワイアーム・ドラゴンであるアシャーダロンは、その強大な力をもって世界に脅威をもたらそうとしています。さらに、デーモン・プリンスの頭領の一人であるデモゴルゴンも、アシャーダロンの計画に深く関与し、暗躍しています。プレイヤーキャラクターたちは、アシャーダロンを倒し、その野望を打ち砕くために、様々な困難を乗り越え、力を蓄えていくことになります。アシャーダロンを倒すことは容易ではなく、プレイヤーキャラクターたちは自身の限界を超え、英雄としての力を開花させる必要に迫られます。

出版履歴

「迷える魂を喰らう者」は、2002年にTSRによって出版されました。ブルース・コーデルが執筆を担当し、ジェフ・イーズリーがカバーアートを、David Roachが本文アートを手がけました。2004年には日本語版も発売され、日本のD&Dファンにも広く親しまれました。

ブルース・コーデルは、自身がデザインしたデモゴルゴンを本作に登場させた理由について、デモゴルゴンが彼自身のお気に入りのデーモン・プリンスであるからだと語っています。

評判

Pyramid誌のレビュアーは、このアドベンチャーについて、「パーティーは日常業務に取り掛かるように攻撃に対して無防備である」と評しています。しかし、それは単なる攻撃ではなく、「キャラクターが18レベルで攻撃者は9フィートの高さと6本の腕を持つフィーンドで、下半身は蛇で上半身は裸の女性で、とげがある鎖を振り回し複数のループを繰り返す。攻撃が一見、どこからともなく繰り出されるという事実は、理由もなくプレイヤーたちの注目を集める必要があり、彼らは間違いなく質問の答えを作るだろう…」と続けています。レビュアーは、この冒険がどのようなファンタジーキャンペーンにも容易に組み込むことができ、パーティーが冒険を達成した暁には20レベルを超える経験を得られるため、Epic Level Handbookを使用するキャンペーンに特に適していると指摘しています。

このアドベンチャーは、高レベルのキャラクターを対象としており、熟練したプレイヤーにとっても手応えのある挑戦となるでしょう。緻密に練られたストーリー、魅力的なキャラクター、そして手強い敵が、プレイヤーを飽きさせない、奥深いゲーム体験を提供します。

アシャーダロンを倒すことができるのか？ デモゴルゴンの陰謀を阻止できるのか？ プレイヤーの選択と行動が、物語の結末を大きく左右します。

さあ、勇気と知恵を胸に、「迷える魂を喰らう者」の世界へ飛び込みましょう！

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