連邦参事会

スイス連邦参事会とは

スイス連邦参事会（独: Schweizerischer Bundesrat, 仏: Conseil fédéral suisse, 伊: Consiglio federale svizzero, ロマンシュ語: Cussegl federal svizzer, 英: Swiss Federal Council）は、スイス連邦の行政を司る最高機関であり、内閣に相当します。日本語では連邦評議会とも訳されます。

構成

連邦参事会は、7人の閣僚である連邦参事（Bundesräte）によって構成されています。各連邦参事は、それぞれが担当する省庁を統括し、政策の実行を担います。連邦参事の中から、毎年交代で連邦大統領が選出されます。連邦大統領は、閣僚としての職務を兼務したまま、1年の任期で国家元首としての役割を果たします。

名称について

ドイツ語の「Bundesrat」は、ドイツ語圏内でも意味が異なる場合があります。

スイス: 行政権を執行する「内閣」を意味します。
ドイツ: 連邦を構成する各州政府の代表からなる「上院（連邦参議院）」を指します。
オーストリア: 連邦を構成する各州政府の代表からなる「上院（連邦議会）」を指します。

このように、同じ「Bundesrat」という言葉でも、国によって指すものが異なる点に注意が必要です。

権限

連邦参事会は、スイス連邦政府の中核として、行政権を行使します。連邦参事会のメンバーは、連邦議会によって4年ごとに選出されます。各閣僚は、7つある省庁の長として、それぞれの分野における政策決定と執行を担います。連邦参事会のメンバーは、全員が同等の権限を持ち、合議制で意思決定を行います。

関連事項

スイスの歴代連邦参事一覧
連邦院
連邦参議院
連邦事務総長

外部サイト

スイス連邦参事会公式HP（英語）

もう一度検索